［管理番号:2733］
性別:女性
年齢:44歳
＊再質問の「管理番号」が未入力だったため、新たな「管理番号：2733」としました。
ホームページ管理者
去年の今頃、乳がんのステージ１グレード１と言う事で、
温存手術を受け先生にご相談させて頂きました。
先生からの大丈夫ですよという言葉に安心して治療に専念できました。
去年の暮れに子宮の検査を受けに婦人科に行った際に卵巣が腫れていて4.5センチになっていると言う事で、経過観察になりました。
頸癌、体癌は大丈夫でした。
３か月後の先週、検診に行ったときに７，７センチまで大きくなっているので、すぐに手術を勧められました。
腫瘍マーカーは問題ありませんでした。
その際に、内膜が厚くなっていることも指摘されて、一緒に摘出する事を勧められました。
タスオミンの関係があるかもしれないので乳腺外科に相談したいと申し出ると乳がんにとって１番効くと先生が判断したタスオミンを休止すると乳がんのリスクが上が
るわけで、今は乳がんで命を落とさないことを最優先に考えないといけないので、そんな事を言ってる時ではなく、すぐに紹介状をだすので摘出するように言われました。
その後乳腺外科に連絡して、先月（下旬）日よりタスオミンを一時お休みしております。
何度考えても納得がいかず乳腺外科の先生の紹介で違う婦人科に受診しました。
その時の卵巣は６，７センチになっておりました。
袋が３つ確認できるが悪いものではなさそうだと言う事でした。
ただ、子宮内膜の厚みが気になると言う事で、普通タスオミンを服用していない人が
この状態だったら、体癌をうたがいますが、タスオミン服用者にはこのような写り方をすることがよくあり、珍しい事ではないが、体癌との見分けがつきずらいと言う事でした。
一応体癌、頸癌、腫瘍マーカーの検査をしてきました。
ただし、体癌に関してはこれで陰性でも、細胞を採取していないところで、ガンが発症していた場合、完全に否定できるものではないと言われ、子供を産まないのであれば子宮を摘出した方がよいと言われました。
その際卵巣も摘出する方が安心ですね。
という回答でした。
自分自身、確かに乳がんの治療に専念したい気持ちや、体癌や卵巣がんの不安があるならとってしまう方が良いのかもしれない事もわかるのですが、
全摘した場合一気に更年期症状が出てしまう事があると聞き、以前不妊治療をしていて薬による副作用のめまいに長年苦労してきて、ここ数年やっと落ち着いた所でしたので、正直まためまいが復活する事があるかもと思うと恐怖で踏み切れません。
子供もまだ小学生で、一人で育てているので、今は一時休職しましたが、働かないと生活していけないので出来るだけ日常生活に支障がない方法と考えております。
私の様なケースから、卵巣・子宮摘出しかないのでしょうか・・・？
片方の卵巣を残すと言う事は、今後タスオミンを服用するうえでリスクがあるのでしょうか？
また、タスオミンを辞めて注射のみで行った時、乳がんのリスクはタスオミンを服用した時に比べて高くなりますか？
正直寝ても覚めても不安と迷いで、去年の乳がん宣告の時と同様、涙があふれるばかりで、何も手につきません。
色々な乳がんの患者さんを見られてきた先生から、私の様なケースでしたら、どの道を選択するのがいいかアドバイスがありましたら宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
タモキシフェン投与による「卵巣腫大」と「子宮内膜肥厚」ですね。
「その時の卵巣は６，７センチになっておりました。」
「袋が３つ確認できるが悪いものではなさそうだと言う」
⇒「卵巣自体の異常」ではありません。
　タモキシフェンによる副作用です。
 
「子宮内膜の厚みが気になる」
⇒タモキシフェンによる副作用です。
 
「私の様なケースから、卵巣・子宮摘出しかないのでしょうか・・・？」
⇒タモキシフェンを休薬して「暫く様子を」、みましょう。
　卵巣は小さくなるし、子宮内膜の肥厚もおさまります。
 
「また、タスオミンを辞めて注射のみで行った時、乳がんのリスクはタスオミンを服用した時に比べて高くなりますか？」
⇒たしかに「高くはなります」が、「副作用があったら、治療は休止する」ことは当然のことです。
 
「色々な乳がんの患者さんを見られてきた先生から、私の様なケースでしたらどの道を選択するのがいいかアドバイスがありましたら宜しくお願い致します。」
⇒タモキシフェンを休薬することです。
　「子宮も卵巣も」その元凶は「タモキシフェン」なのです。
　副作用があれば、やめることは「基本中の基本」です。