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リンパ節転移について

[管理番号:13301]
性別:女性
年齢:56
病名:ルミナルa
症状:リンパ節転移4
投稿日:2025年12月16日

リンパ節転移は、リンパ管の中、血管侵襲とは違うと先生のご説明で理解はしています。
ただ、リンパ節転移の数で予後が決まったり、ステージが決まったりします。手術の時にリンパ節転移があった場合、リンパ管から、癌が何処に行き着くのでしょうか?
そして仮に、リンパに転移があってリンパに流れても、免疫力で死滅する事もあるのでしょうか?
リンパ節転移があると、よろしくないのは分かってますが、何処まで心配しないといけないのでしょうか?
申し訳ないのですが、素人の私でも分かり安く理解できるように説明していただけると有難いです。
お忙しいのにすみません。ネットで調べてもいまいちピンとこなくて。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

リンパ節転移は、リンパ管の中、血管侵襲とは違うと先生のご説明で理解はしています。
ただ、リンパ節転移の数で予後が決まったり、ステージが決まったりします。

→これは単純な「確率論(であり、統計的に正しいことが証明されている)」ことです。

癌が周辺の組織に浸潤する場合「リンパ管」ばかり選択的に浸潤するわけではなく、
(もしもリンパ管に浸潤した場合には)リンパ管に浸潤していたに状態よりも確率的に「血管にも侵襲する」というイメージが正しいのです。

リンパ節転移がステージの因子=予後の因子となるのは想像してください。

癌が周囲組織に四方八方に侵襲していく様子を
そうするとリンパ管「だけ」ではなく血管「にも」浸潤していくのが寧ろ自然に思えませんか?

上記を言葉で表現すれば
リンパ節に転移する=癌がリンパ管に達する≒癌が血管にも達する可能性が高くなる

=血行性転移の可能性が高くなる=予後に影響

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(回答が公開されてから2週間後)
2026/1/2
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