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石灰化、経過観察か確定診断か

[管理番号:12934]
性別:女性
年齢:51歳
病名:
症状:
投稿日:2025年07月28日

昨年6月に乳がんと診断され、右乳房全摘手術をしました。
しこりの大きさは7ミリだったので部分切除でもいいと言われましたが、全摘を希望しました。

術後病理で「画像では分からなかったが8センチの範囲に非浸潤癌が広がっていて、部分切除だったらもう一回手術しなければいけなかった。全摘してよかった。」と言われました。

この時に超音波担当の先生から左胸の石灰化も怪しいと言われましたが、主治医に「まだ小さいし、そんなにすぐに大きくならないから1年の経過観察でいい」と言われました。

サブタイプはルミナールAだったので、リュープリン2年、タモキシフェン5年の治療中です。

今年6月、術後1年の検査があり、マンモグラフィと超音波、CTをやりました。
去年とは別の超音波担当の先生に「この左胸、マンモグラフィの画像を見たら癌だと思うけど、あなたのは「おとなしめ」だから癌だと分かるのは遅ければ遅い方がいい。死ぬまで何も変わらないかもしれないんだから。」と言われました。

検査してほしいと伝えると、「マンモグラフィでも被爆するし、造影剤だって何年かして副作用が出るかもしれないから、体にいいことない。」と言われましたが、それでも検査してほしいとお願いすると、「やっても何も取れないかもしれないよ」と超音波で細胞診をしてくれました。

その後、診察があり主治医から検査結果を聞きました。
画像は一切見せてくれず、「細胞診で悪いものは出ませんでした。経過観察でいいと思います。」と言われたので「組織は取らないんですか?」と聞いたところ、「細胞診やったからね。万が一、癌だったとしても、すごく小さくてごくごく初期だから。
まあ心配なら半年後にエコーやってもいいけど・・・」と言われました。

今の自分の状況が全く分からず納得できなかったので、もう一度詳しく聞きたいと予約して病院へ。

画像を見ながら「このパラパラっとした大きさは1ミリくらいなんだけど、癌だったとしても今はなりかけ。去年とそれほど変わってないから経過観察でいいと思う。今後も変わらないかもしれないから、今検査することはない」と言われました。
カテゴリーについて聞いたら、「今回は3-2にしたけど、来年変わってなければ3-1になる。」と。
「細胞診で悪いものは出なかったと言われたけど、石灰化は含まれていたんですか?」と聞いたところ、「細胞はほとんどなかった」と言われました。

「私は癌の可能性が少しでもあるならすぐに検査して、良性なら安心した生活をしたいし、悪性でまだ非浸潤癌なのであれば非浸潤癌のうちに手術したい。」と言った
ら、「2年後に検査しても非浸潤癌だと思う」と言われました。
「いつ浸潤するかは分からないので今、確定診断をしてもらいたい。」と言ったら、
「うーん、まあ造影MRIならやってもいいけど・・・」と言われました。

造影MRIの結果、「去年より良くなってる。タモキシフェンの影響もあると思うけど、去年見えてたものが見えなくなってる。もちろんこれが何年かして癌になる可能性はあるけど、今は癌じゃないと思う。1年の経過観察でいいと思う。一回、針刺してるからね。」と言われました。

「確定診断にMRIは全くの無意味!」「造影MRIで所見が無い」ことは「その石灰化が癌で無い」とは、全く異なる、と田澤先生は書かれておりますし、右胸の8センチの非浸潤癌が術前検査で分からなかったのに、なぜ同じ検査で左胸は癌じゃないと言い切れるのか疑問に思います。

主治医と話すたびに「細胞診はやったから」と言われるのですが、私にしてみれば良性か悪性かがはっきり出ていないのなら、やってないのと同じこと。確定診断の結果しか信じられるものはないと思っています。

経過観察か確定診断かの選択肢もなく、1人の医師から「癌だと思う」と言われたにもかかわらず、確定診断を強く希望しても検査をしてもらえない状況です。

田澤先生が言われているように、「早期発見こそが最大の治療」だと思っていたので、検査するのが遅ければ遅いほどいいという考え方には到底なれず、時間だけが過ぎていく毎日が精神的にとても辛いです。

長くなりましたが、質問です。
①1年の経過観察後、また1年の経過観察になってしまいました。石灰化のカテゴリー3-2はステレオガイド下マンモトーム生検の適応ではないのでしょうか?これだけ先生に検査する必要はないと言われると、私の考え方が間違っているのではないかと思ってしまいます。
田澤先生のご意見を聞かせていただけると幸いです。

②私は胸の厚みがとても薄く、かなり痩せているので超音波の先生から「そんなに痩せているとステレオガイド下マンモトーム生検はできない」と言われています。
田澤先生は100%の確定診断と言われており、胸の厚みが薄い場合の上げ底法や生食法、難関症例のコラムも読ませていただきました。
遠方なのですが混んでいることは承知の上で田澤先生の確定診断を受けたいと思っています。
しこりは指摘されていませんが、石灰化も確定診断申し込みフォームからで大丈夫でしょうか?

今の病院にステレオガイド下マンモトーム生検の設備があるかどうかは分かりませんが、調べたところ乳腺腫瘍画像ガイド下吸引式針生検の年間件数は、約30~40と書いてありました。
早期発見に積極的な病院ではなさそうです。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

去年とは別の超音波担当の先生に「この左胸、マンモグラフィの画像を見たら癌だと思うけど、あなたのは「おとなしめ」だから癌だと分かるのは遅ければ遅い方がいい。死ぬまで何も変わらないかもしれないんだから。」
⇒こいつ(失礼!)馬鹿じゃないのか!!(またまた失礼!)

直ちにST-MMTして早期発見早期治療しましょう。
そんな「馬鹿者!(失礼!)」を相手にするのは愚の骨頂ですよ。

ST-MMT

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