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胸の痛みについて

[管理番号:12287]
性別:女性
年齢:39
病名:
症状:
投稿日:2024年12月01日

今年6月上旬に右乳癌で全摘の手術をしました。HER2のみのタイプで、リンパ転移もありました。手術後、放射線治療を経て今現在は術後抗がん剤治療でカドサイラを点滴しています。

7月頃から、反対の左乳の外側から脇の外側にかけて、胸上の大胸筋付近がズキズキと痛むようになりました。常に痛いという訳ではなく、定期的に痛みが襲ってきます。
ちなみに、触った感じしこりはありません。

痛みが長期間続いているので、転移ではないかと不安な日々を過ごしています。

先生のご意見をお聞きしたくてメールさせて頂きました。
宜しくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

ひとつ確認です。
「術前抗がん剤をした」という記載がありませんが、してますよね?(何故なら術後補助療法としてのT-DM1の適応は「術前anti-HER2 therapyで完全緩解しなかった場合のみ」だからです)

7月頃から、反対の左乳の外側から脇の外側にかけて、胸上の大胸筋付近がズキズキと痛むようになりました。常に痛いという訳ではなく、定期的に痛みが襲ってきます。
ちなみに、触った感じしこりはありません。
痛みが長期間続いているので、転移ではないかと不安

⇒皆さんが「痛み=転移?」と心配する気持ちも無論理解できますが…

極めて常識的に考えれば、「胸の痛み」は「化学療法による卵巣毒性により不安定となった卵巣からの女性ホルモンによる(正常乳腺への)刺激」となります。
ほぼ100%上記でしょう。
無駄な心配をしないようにしましょう。

★そもそも「再発に痛みはない」 それに対し、(化学療法による)「卵巣毒性により不安定となったホルモンによる症状は必発」です。
  ↑
これをよく覚えておきましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/20
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