［管理番号:12019］
性別:女性
年齢:55
病名:
症状:
投稿日:2024年09月10日

田澤先生よろしくお願い致します。

現在、アメリカ在住です。

毎年、マンモグラフィーでの乳がん検診を受けています。
昨年の検診では異常無しだったのですが
今年の検診で右胸の石灰化の部分が昨年と比較し増加、又は目立って見えるため、再検査となり本日行ってきました。

結果として、やはり上記と同じ印象なので、何でもない可能性もあるが
そうでない可能性もあるため生検を（マンモトーム）しておく方が
安全だろうということになり10月初旬に行う予定です。
（9月中はいっぱいとのこと）

今回、再検査になった右胸は2022年でも一度検査に引っかかり再検査になったのですが、この時は異常なしで終わっています。

以下、2022年からの検査結果です。

今年　１回目　The upper posterior right breast calcifications may be
increased compared to prior\’s or may be 　　　　　　　　　　　more
prominent given differences in positioning

再検査　The upper breast grouped calcifications appear to have increased compared to prior studies.

2023年　Right breast upper calcifications overall similar morphology as compared to prior mammograms.

2022年　１回目　Calcifications within the upper right breast appears potentially increased from prior

再検査　　Scattered calcifications are present in the patient\’s right breast. These appear stable dating back to the patient\’s mammogram from 2017.

私の質問ですが、
１　石灰化が増えている、又は大きさが大きくなっているという所見がとても心配です。この所見＝ガンの可能性が高いとは今の所言い切れないと思ってよろしいでしょうか？

２　５５歳という年齢的なもの（閉経しています）で石灰化が若い頃より増えてくるということはよくあることでしょうか？

以上、よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

生検を（マンモトーム）10月初旬に行う予定
⇒と、ありますので私がここで（その結果を）占ってもあまり意味はないとは思いますが…

１　石灰化が増えている、又は大きさが大きくなっているという所見がとても心配です。
　　この所見＝ガンの可能性が高いとは今の所言い切れないと思ってよろしいでしょうか？
⇒increasedは「大きくなっている」ではなく「増加」です。

　乳癌に伴う石灰化は（大きくなるではなく）「増加する」際に、疑うわけです。

その理由は、（乳癌に伴う石灰化は）乳管内に発生した癌細胞が乳管内を増殖する過程で（その所々で）石灰化を起こす（通常、壊死して）からです。

２　５５歳という年齢的なもの（閉経しています）で石灰化が若い頃より増えてくるということはよくあることでしょうか？
⇒ちょうど更年期頃から出現して増加しているようなので、「乳腺症に伴う石灰化」でも決して矛盾はありません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/18
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