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炎症を伴う乳管拡張について

[管理番号:11994]
性別:女性
年齢:39
病名:乳管拡張
症状:乳管拡張している乳輪部分は柔らかなしこりとして触れる。
投稿日:2024年08月26日

はじめまして。

先日数年振りに検診を受けましたが、左乳房に乳管拡張があるため細胞診をすることになりました。
1週間不安な気持ちで過ごし、結果は「炎症がある。変性した○○上皮細胞はみられるが、(数が少なくて?)判定できません。」みたいな結果でした。
主治医からはガンの可能性もあると思いましたが、ガンではなく炎症でした。授乳の残りの可能性もある。でも正常な人は変性した細胞は出ません。炎症がガンになる。
もしかしたら今もガンがあるかもしれないけど、小さすぎてエコーに移らない。水が溜まってるだけで狙う場所がないので組織診は出来ません。
経過を診て、マンモトームをした方がいいかもしれない。
と言われました。

ガンかもしれないと言う言葉に余計に不安になり、モヤモヤが残りました。

○質問1
このエコー、細胞診の結果からガンの可能性は高いですか?

○質問2
炎症によって乳管拡張しているというのは、なぜ炎症が起こっているのかは分からないのでしょうか?
4年以上前の授乳の残りの可能性も有るのでしょうか。

○質問3
炎症による乳管拡張は治療できないのですか?
また将来ガンになりますか?

○質問4
狙う場所がないから組織診はできないのに、マンモトームはどこを狙うのでしょうか。
マンモトームして白黒はっきりさせるべきですか?

よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

記載内容からは、全く無駄な心配と言い切れます。
乳管拡張があるため細胞診

⇒そもそも、乳管拡張自体全く大した所見ではありません。

細胞診の「炎症がある。変性した○○上皮細胞はみられるが、(数が少なくて?)判定できません。」
⇒この所見自体、たんに乳腺症などに細胞診をして(しかも)手技の問題で「検体不良」となっただけにすぎません。★

主治医からはガンの可能性もあると思いましたが、ガンではなく炎症でした
⇒そもそも、このコメント自体が誤りです。

(無論)癌ではありませんが、炎症でもありません。
実態は「炎症細胞浸潤が若干起こっている」だけで、所謂乳腺症にすぎません。

でも正常な人は変性した細胞は出ません
⇒これも100%誤り。上記★参照

炎症がガンになる
⇒こんな「馬鹿げた」ことを言う医師がいること自体信じがたいことです。
質問者の「聞き間違い」であることを切に願います。

もしかしたら今もガンがあるかもしれない
⇒これも全くありません。

以上を前提として以下、質問にお答えしましょう。

○質問1
このエコー、細胞診の結果からガンの可能性は高いですか?

⇒100%違います。

○質問2
炎症によって乳管拡張しているというのは、なぜ炎症が起こっているのかは分からないのでしょうか?4年以上前の授乳の残りの可能性も有るのでしょうか。

⇒上記★の通り

○質問3
炎症による乳管拡張は治療できないのですか?

⇒炎症ではないので、無論「治療の対象にもならないし、その必要もありません」

また将来ガンになりますか?
⇒全くナンセンスな話です。

○質問4
狙う場所がないから組織診はできないのに、マンモトームはどこを狙うのでしょうか。
マンモトームして白黒はっきりさせるべきですか?

⇒その医師のコメント自体ナンセンス!

質問者が全く無駄に悩んでいることをとても残念に思います。
(私のところでなくても)どこか別のクリニックにでも行くと「問題無いですね」で安心できますよ。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/6
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