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集簇性石灰化

[管理番号:11980]
性別:女性
年齢:40
病名:健康診断専門機関
症状:
投稿日:2024年08月21日

昨年の検診で超音波検査にて、右胸石灰化があり経過観察だったのですが、今年はマンモで、右胸集簇性石灰化となり経過観察でした。さらに超音波検査にて、左胸に嚢胞と線維腺腫疑いが見つかりました。
経過観察とのことでしたが、精密検査せず一年間経過観察してて良いものか心配なのですが、大丈夫でしょうか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

右胸集簇性石灰化となり経過観察でした。さらに超音波検査にて、左胸に嚢胞と線維腺腫疑いが見つかりました。
経過観察とのことでしたが、精密検査せず一年間経過観察してて良いものか心配なのですが、大丈夫でしょうか?

⇒検診結果が「経過観察」となっているのであれば「緊急性はない」と判断すべきとは思います。
 ただし、「本当に癌ではないのか?」となると以下の2点について病院を受診して確認するのが「より安全」だとは思います。

1.まず、「超音波検査にて、左胸に嚢胞と線維腺腫疑いが見つかりました」
⇒1年前に指摘のない「左線維腺腫疑い」は「この1年で新たに出現した(かもしれない)シコリ」として、(本当に腫瘍の所見があるのであれば)組織診するのが最善(無論「嚢胞は、どうでもよい」所見です)

2.「集簇性石灰化」は(無論どの程度の所見なのか?実際に見ていないので判断はつかないとはいえ)本来「カテゴリー3 要精査」となって、しかるべき所見の用語です。
 おそらく「とは言え、要精査とするほどでもないかな?」という判断で「要精査とならずに経過観察となった」と推測されますが、本来であれば(ST-MMTがある)病院を受診して「ST-MMTの適応があるのか?」確認するのが、より安全だと思います。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/8/29
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