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炎症性乳がんについて

[管理番号:11939]
性別:女性
年齢:43
病名:
症状:
投稿日:2024年07月29日

約1ヶ月前から右胸だけ全体的に硬くなり、赤く、熱感があり、左胸に比べて一回り程度大きい状態です。
乳房表面は特段くぼみや引きつり、凸凹などもなく、オレンジの皮の様な見た目もありません。
しかし、右の脇にあるリンパも炎症があり、腫れている状態です。

乳腺外来を受診し、エコーと造影剤でのMRIを行いましたが、結論が出ず、現在針生検での組織診の結果待ちです。
医師からは乳がんの可能性の方が高いと言われました。

炎症性乳がんはオレンジの皮のような表面になるとありますが、その症状がなくても
炎症性乳がんの可能性はあるのでしょうか?

現時点で、炎症性乳がんの可能性はどの程度あるのでしょうか?
予後が悪いと聞き、大変不安です。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

約1ヶ月前から右胸だけ全体的に硬くなり、赤く、熱感があり、左胸に比べて一回り
程度大きい状態です。乳房表面は特段くぼみや引きつり、凸凹などもなく、オレンジの皮の様な見た目もありません。
しかし、右の脇にあるリンパも炎症があり、腫れている状態です。

乳腺外来を受診し、エコーと造影剤でのMRIを行いましたが、結論が出ず、現在針生検での組織診の結果待ちです。
医師からは乳がんの可能性の方が高いと言われました。

⇒文面だけから判断することは困難です。

炎症性乳癌に炎症なし。
炎症性乳癌は、(炎症ではなく)「リンパ管が癌細胞で閉塞することにより、あたかも炎症があるかのように乳房全体が真っ赤となる」状態です。
質問者の文面では本当に炎症がある(この場合は炎症性乳癌ではなく、肉芽腫性乳腺炎などの炎症性疾患ということになります)のか、それとも(上記のように)炎症ではなく(つまり癌細胞によるリンパ管の閉塞による)炎症性乳癌なのか?判断しようがありません。

ただ重要なのは、決して「診断を曖昧な状態」としたまま無駄な経過観察とならないことです。
診断に躓くと後で、とんでもなく大変なこととなります。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/8/7
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