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77歳 高齢の母の抗がん剤治療

[管理番号:11711]
性別:女性
年齢:77
病名:ルミナルb
症状:
投稿日:2024年04月03日

2月上旬に左胸全摘出
ルミナルb ホルモン受容体陽性
HER2陰性 ステージ2a 腫瘍2.4センチ リンパ転移なし
オンコdx 再発スコア27 遠隔再発16 上乗せ15
4/(中旬)からAC療法 3週間×4 1週間×12を開始予定

母(77歳)にはリウマチ(膠原病)があり、半年に一度定期検診を受けていますが、治療はしていません。経過観察だけです。
主治医から抗がん剤をすると間質性肺炎のリスクが高くなる旨、説明を受けました。
ですが無治療だと再発の可能性が高いので、抗がん剤を選択しました。母は抗がん剤治療を受け入れています。

質問①77歳でリウマチのグレーゾーンの母に抗がん剤は、無謀でしょうか。間質性肺炎が心配でなりません。でも再発がわかっていて無治療で後悔するのも諦めがつきません。田澤先生のご意見を伺いたいです。

質問②抗がん剤による間質性肺炎はどれぐらいの頻度で起こるのでしょうか。ほぼ起きるのか、稀に起きるのか。運なのか。

質問③オンコdxの上乗せ15とは、遠隔再発16-上乗せ15で、遠隔再発が1になるのでしょうか?(そんな事はないですよね、計算の仕方がわかりません)

よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問①77歳でリウマチのグレーゾーンの母に抗がん剤は、無謀でしょうか。間質性肺炎が心配でなりません。でも再発がわかっていて無治療で後悔するのも諦めがつきません。田澤先生のご意見を伺いたいです。
⇒私であれば70歳以上のルミナールタイプ(しかもリンパ節転移陰性)の方にOncotyepDX自体勧めません。(つまり、抗癌剤を検討すること自体ありません)

質問②抗がん剤による間質性肺炎はどれぐらいの頻度で起こるのでしょうか。ほぼ起きるのか、稀に起きるのか。運なのか。
⇒通常は殆どありません。(放射線と併用すると頻度は増えます)

質問③オンコdxの上乗せ15とは、遠隔再発16-上乗せ15で、遠隔再発が1になるのでしょうか?(そんな事はないですよね、計算の仕方がわかりません)
⇒オンコタイプの結果は①RS ②ホルモン療法のみでの9年遠隔再発率 ③化学療法の上乗せ効果 が出ている筈です。(実際の当院の患者さんのカルテで確認しました)
上記②-①が「抗癌剤をした場合の」遠隔再発率となります。(再度確認しましょう)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/15
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