［管理番号:11685］
性別:女性
年齢:55
病名:HER２陽性ホルモン陽性乳がん
症状:
投稿日:2024年03月24日

ホルモン陽性HER２++(FISH陽性)でki67:44%、術前ではリンパ節転移なし、グレード３、サイズ35-40mm左浸潤性乳癌。術前化学療法でWPX+トラスツズマブ12週後に全摘手術を受けました。結果リンパ節転移が2個あり、手術検体ではER90%、PR30%、HER２
ゼロ、ki67:　4%となり、HER２陽性部分が消えて、ホルモン陽性部分が残っていると言われました。
術後薬物療法について質問です。すでにカドサイラ投与を2回受けました。原発巣のHER２陽性部分が消えたということは、転移があればそちらのHER２部分も消えている可能性があると言えますか?その場合、今残っているのはホルモン陽性の腫瘍ということになり、抗HER２薬を投与する意味はあるのでしょうか?
術前化学療法でHER２陽性から陰性になっても、術後抗HER２薬を投与したほうが無病生存期間や生存率が伸びるというエビデンスはありますか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術前化学療法でHER２陽性から陰性になっても、術後抗HER２薬を投与したほうが無病生存期間や生存率が伸びるというエビデンスはありますか?
⇒それはありません。

HER2 positiveでNAC後pCRでなければT-DM1の適応が出るので、今の治療がガイドライン通りです。（それを否定する根拠がありません）

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/4
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