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抗がん剤治療を上乗せすべきか

[管理番号:11557]
性別:女性
年齢:57
病名:浸潤性乳管癌
症状:乳房全切除
投稿日:2024年01月22日

令和5年12月に左乳房全摘手術及びセンチネルリンパ節生検を受けました。

術後の病理検査の結果は以下の通りです。

ホルモン感受性 陽性
ER 100% Allred score:5+3/
PgR <1% Allred score:1+3
HER2 陰性
Ki67 80-100%

腫瘍の浸潤径(全体径):18mm(23mm)
組織学的グレード: 3
核グレード: 3
リンパ節転移:陰性(転移個数 : 0 / 3)
脈管侵襲:ly(2+). v(-)
ステージ:T1 N 0 M0 ステージ1
切除断端:陰性

中間リスクを加味し、主治医からは内分泌療法に加え、AC治療を提案されています。
その場で決めかねず、現在オンコタイプDXの結果を待っている状況です。

田澤先生はどのような治療を勧められるか、お伺いできますと幸いです。
○抗がん剤治療は「絶対に」必要でしょうか。
○再発リスクについて何もしなければ20%→ホルモン剤で10%→抗がん剤で6%になる、
との説明を受けたのですが、デメリットを上回るメリットは再発リスクの減少だけでしょうか。
○このような結果の場合、抗がん剤をする患者さんの割合はどの程度いらっしゃるのでしょうか。
○ki67が「100」というのは何を意味するのでしょうか。
○TC療法が主流な中、AC療法を推奨する理由はあるのでしょうか。
手術中の麻酔やフェンタニルの副作用で嘔吐や頭痛が酷く、体力に自信がないため、
不安な思いからご照会させていただきました。
お忙しいところ、質問を受け付けてくださりありがとうございます。
お手隙の際にご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

○抗がん剤治療は「絶対に」必要でしょうか。
⇒「それを知るため」にOnocotypeDXを行っているのですよ!
その結果をシンプルに待ちましょう。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/8
***

質問者様から 【質問2】

AC療法とTC療法のどちらがよいか
性別:女性
年齢:57
病名:
症状:
投稿日:2024年02月09日

お忙しいところ、お返事いただきありがとうございます。

オンコタイプの数値が低く出ることを望んでいたのですが、生憎数値が60と驚く程高く出たため、化学療法をする方向で主治医と話を進めています。

通院している病院ではAC療法が標準治療となっており、下記をお話したところ、代替としてTC療法を提案するとのことでした。

・父は狭心症の手術経験有り(肺がんにより78歳で他界)
・逆流性食道炎で胃弱
・頚椎椎間板ヘルニア、腰痛持ち
・痩せ型で体力に然程自信が無い
・なるべく食事をとることで体力をつけたい
・希望として、できる限り免疫力を弱めず、重篤な副作用を避けたい

AC療法がスタンダードと言われ、TC療法でよいのか悩んでおります。

○私の状況で、田澤先生はAC療法・TC療法どちらの治療を勧められるでしょうか。

○TC療法の場合、ジーラスタが必須と言われました。副作用のリスクを踏まえても、
ジーラスタは用いるべきものなのでしょうか。

度々のお伺いとなり恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

○私の状況で、田澤先生はAC療法・TC療法どちらの治療を勧められるでしょうか。
⇒勿論TCです。

○TC療法の場合、ジーラスタが必須と言われました。副作用のリスクを踏まえても、
ジーラスタは用いるべきものなのでしょうか。

⇒当院では(TCでは)「全例に推奨」してますよ。
ご参考に。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/20
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