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癌の散らばりとサブタイトルの変化

[管理番号:11528]
性別:女性
年齢:45
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2024年01月05日

組織型 浸潤性乳管癌(硬がん)
リンパ生検 -
ステージ 1
サイズ 7×6mmが1箇所 2~3mmが10箇所
ホルモン受容体 どちらも95%以上
HER2 術前組織検査 2→フィッシュ法で-
   術後病理検査 3
核グレード 1
Ki67 10%

11月に右胸乳癌部分切除を行いました。
当初術前検査では13mmのしこり1つとのことでしたが、実際は切り取った中に7×6mmの1番大きな癌以外に2~3mmの癌(非浸潤)が10個散らばっており、周りにあとどのくらい散らばっているか分からないため再手術で全摘することになりました。
以下3つ質問させてください。

1、この小さな癌の散らばりは術前検査では分からないものなのでしょうか?
何か分かる方法はありますか?

2、術前の組織検査HER2陰性から、術後病理検査にて陽性に変わりました。
このようにサブタイプが変わることはあるのでしょうか?

3、前回の手術で部分切除行ったあと2週間後に創部感染を起こし、右胸全体が大きく腫れ上がり、1週間ほど発熱頭痛で大変な目にあいました。
最初注射針で抜きましたが、結局傷口が開き、中の汁が溢れ出し、徐々に落ち着いてはいきました。
このようなことは珍しく何が原因か分からないと言われ、次回の手術も不安です。
何か原因は考えられますか?

以上、よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

1、この小さな癌の散らばりは術前検査では分からないものなのでしょうか?
何か分かる方法はありますか?

⇒(顕微鏡での)2-3mmは(実際の画像診断、USにしろMRIにしろ)難しいです。

2、術前の組織検査HER2陰性から、術後病理検査にて陽性に変わりました。
このようにサブタイプが変わることはあるのでしょうか?

⇒無論あります。
ただ、術前針生検でFISH陰性⇒HER2 3+となると… (本当にHER2
3+ならば仕方がありませんが、実際には免疫染色の判定は病理医の印象により2+なのか3+なのか迷った可能性あり、その場合には2+として手術標本でFISH確認する手はあります)

3、前回の手術で部分切除行ったあと2週間後に創部感染を起こし、右胸全体が大きく腫れ上がり、1週間ほど発熱頭痛で大変な目にあいました。
最初注射針で抜きましたが、結局傷口が開き、中の汁が溢れ出し、徐々に落ち着いてはいきました。
このようなことは珍しく何が原因か分からないと言われ、次回の手術も不安です。
何か原因は考えられますか?

⇒ありません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/1/16
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