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病理検査後のサブタイプ変化について

[管理番号:11511]
性別:女性
年齢:41
病名:乳癌
症状:浸潤性乳管癌
投稿日:2023年12月23日

初めまして。
11月に乳癌になってしまってから、こちらを見つけ勉強させて頂いております。
とても心配なことがあるので質問させて下さい。

私は30代の頃からイソフラボンのサプリと、成長ホルモンが入っていると言われているサプリを飲んできました。
他にもどんどんサプリは増え、41歳乳癌告知される頃にはイソフラボンのサプリ、成長ホルモン二袋(規定量最大)亜鉛やカルシウムなどのサプリ、大豆プロテイン(1日20g~120g程度)摂取していました。
そして乳癌告知され怖くなり、その全てをやめました。

そこで質問なのですが、11月(上旬)日時点での針生検結果でホルモン陽性(最大の+8)グレード1、her2陰性のいわゆるルミナルAタイプだと言われたのですが、いきなりパタっとこれだけの量のサプリ摂取をやめた事で、1月(下旬)日の手術の病理検査でサブタイプが変わってしまうことはあるのでしょうか?

あくまでも病理検査が最終的な結果なので多少の変化があるのは理解していますが、癌の性質が変わりいきなりトリプルネガティブやトリプルネガティブ寄りのルミナルBなどになることはあるのでしょうか?
考え出すと不安でたまらないです。お忙しいとは存じますが回答どうぞよろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

いきなりパタっとこれだけの量のサプリ摂取をやめた事で、1月(下旬)日の手術の病理検査でサブタイプが変わってしまうことはあるのでしょうか?
⇒それはありません。 サプリメントは無関係です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/1/2
***

質問者様から 【質問2】

針生検結果について
性別:女性
年齢:41
病名:乳管癌
症状:
投稿日:2024年01月05日

前回は質問に回答して頂きありがとうございました。
サプリメントとサブタイプは全く関係無いのですね。安心致しました。

今回は針生検の結果について質問させて下さい。
針生検結果:組織学的に、いずれの切片にも、乳管癌の間質浸潤像が見られます。小型の円柱上皮が腺腔構造や索状胞巣を形成して浸潤性に増殖しています。浸潤性乳管癌、腺腔形成型です。間質の繊維増生は高度です。脂肪浸潤あり。脈管侵襲像は見られません。

Nottingham histological gradeはtubule formation(1)+nuclear polymorphism
(1)+mitoticcounts(1)=3であり、grade1となります。
ERscorePS5+IS3=TS8
PgRscorePS5+IS3=TS8
Her2score:(2+)

上記が針生検結果です。
質問①上記は平たく言うとどのような状態でしょうか。
サブタイプはルミナルAで間違い無いでしょうか。
普通の乳管癌でしょうか。小型の円柱上皮とは小さな癌とゆうことでしょうか。難しい言葉だらけなので素人の私にも分かりやすく訳して頂けると幸いです。

また、私の癌は胸の真ん中から上部に広がっているらしいのですが(広がり約10cm)、MRI.CT.骨シンチの結果、臓器、骨転移共に無し、画像上リンパ節転移も無い為、手術日にセンチネル生検と言われました。医師曰くこれが全て浸潤だったらリンパ節転移は明らかなので、胸の上の方の広範囲部分は非浸透の可能性有りと言われました。(胸の上の方は明らかなしこりは無く画像上白いモヤのように広がっていて癌が散らばっている、胸の真ん中辺りには1cm少々のしこりがあるそうです)
医師はステージの名言は避けていて、ステージ1~3どれになるか全く分からないと言います。
まだ手術前の少ない情報で大変恐縮ですが、質問?この情報で田澤先生もステージ1~3のうち全く分からない状態だと思いますか?

また胸の上の広がりが広範囲の為、全摘後、切断面が陽性なら放射線、断面ギリギリ
でも陰性なら何もしないと言われました。質問③田澤先生も同じお考えになりますか?
質問④また、そこから鎖骨や皮膚に転移する場合、局所再発になりますか?それとも鎖骨などにはリンパ節から順番にしか転移しないのでしょうか?

大変お忙しいとは存じますが、回答どうぞよろしくお願い致します。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

質問①上記は平たく言うとどのような状態でしょうか。
⇒invasive ductal carcinoma, tubule forming type
極々一般的な乳癌(つまり特殊型ではない)でありnuclear grade 1であることかもお分かりのように「とても大人しい癌」と言えます。

サブタイプはルミナルAで間違い無いでしょうか。
⇒その可能性は高そうですが、(それを確認するのは)術後にOncotyepDXをしないと絶対に解らないことなのです。

普通の乳管癌でしょうか。
⇒その通り(上記)小型の円柱上皮とは小さな癌とゆうことでしょうか。難しい言葉だらけなので素人の私にも分かりやすく訳して頂けると幸いです。

医師はステージの名言は避けていて、ステージ1~3どれになるか全く分からないと言います。
まだ手術前の少ない情報で大変恐縮ですが、質問?この情報で田澤先生もステージ1~3のうち全く分からない状態だと思いますか?

⇒その通り。
浸潤径が解らに以上、それは「術後病理まで」待ちましょう。

また胸の上の広がりが広範囲の為、全摘後、切断面が陽性なら放射線、断面ギリギリでも陰性なら何もしないと言われました。質問③田澤先生も同じお考えになりますか?
⇒全摘なのだから断端陽性とはなりませんよ。
今から無駄な心配は差し控えましょう。

質問④また、そこから鎖骨や皮膚に転移する場合、局所再発になりますか?それとも
鎖骨などにはリンパ節から順番にしか転移しないのでしょうか?

⇒全くの誤解

リンパ節転移と遠隔転移は全く別物!!!
リンパ節転移がなくても血行性に遠隔転移はありえるし、(逆に)リンパ節転移があっても、遠隔転移の原因とはなりません。

鎖骨は骨なので骨転移(遠隔転移)であるし、皮膚は局所再発となりますが、そもそもそんなこと術前から考えること自体、まったく無意味!
今後は「想像だけの」質問には回答しないこととします。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/1/16
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