［管理番号:11353］
性別:女性
年齢:40
病名:HER2陽性乳癌 肝臓に転移
症状:左乳癌
・乳頭付近に3つあり、浸潤癌と悲浸潤癌（乳管癌）
・腫瘍の大きさ
・6.8cm×4.4cm
・腋窩リンパ節転移 疑い
・グレード2
・ホルモン感受性 陽性
・HER2スコア 3＋
・Ki-67 12.3%
・肝臓に多発転移有り
投稿日:2023年10月02日
2017年に左乳房にステージ0とステージ1の乳癌（リンパ節転移無し）を早期発見し、
温存手術で部分切除。その後放射線治療。
3ヶ月に1回マンモやCT検査をしていましたが、今年4月頃に超音波エコーをしてもらい、新たな乳癌を発見。既に肝臓に多発転移していました。
脳のMRIなどの検査をして肝臓以外に転移はありません。
9月末からドセタキセル＋パージェタ＋ハーセプチンを行っていて、12月くらいに再び検査をして腫瘍が縮小しているか確認します。
私には3人子供がいて、一番下の子はまだ1才にもなっていません。ステージⅣと聞き「もう先は長くないんだ…」と毎日涙が止まりません。
乳がんプラザもかなり熟読し、暇さえあればその他のサイトも凄くたくさん読んでいます。（2017年の時もこちらで質問させていただきました）
HER2陽性なので今は良い薬が出ていて、抗がん剤治療だけで腫瘍が消失することもあるという症例を知り、抗がん剤が効いてくれますようにと祈っています。
担当医は「抗がん剤で肝臓の腫瘍が消えて、乳癌が小さくなれば手術ができる」と言っていますし、私も手術をしてもらいたいです。
できれば肝臓も切除可能な範囲を切除してもらえると安心なのですが、肝臓は肝機能が正常でなければ切除することはできないとネットで見ました。抗癌剤をすれば肝機能が低下する可能性もあるようですし、抗癌剤で肝機能が低下してしまう前に乳房全摘と肝臓切除手術を受けてしまった方がいいのでは…と焦っています。
本当は江戸川病院に行って先生に治療していただきたいのですが、凄く遠くて小さい子供達がいるため叶いません。
先生でしたらどのような治療をされますか？
藁にもすがる思いです。
まだまだ死ぬわけにはいきません。
生きるためなら手術も抗がん剤治療も受けます。
どうか御回答よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
先生でしたらどのような治療をされますか？
⇒抗ＨＥＲ２療法を行いｃＣＲをまずは目指します。
効く人には「凄く」効くので最短で３か月でｃＣＲとなる可能性もあります。
Trastuzumab+pertuzumab+docetaxel(まずは３か月）⇒画像評価⇒(効果が良ければ）
trastuzumab+pertuzumab+docetaxel(更に３か月）⇒乳癌の手術⇒（ＰＥＴなどで）
pCRならば、その後は暫く(抗癌剤抜きの）trastuzumab+pertuzumab
まずはtrastuzumab+pertuzumab+docetaxelで３か月間で著効することを期待しましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/10/11
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質問者様から 【質問２】
6クールの抗がん剤治療を終えて
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2024年01月30日
先生こんにちは。
昨年9月末からドセタキセル＋ハーセプチン+パージェタの投与を始めました。
予定通り3週間おきに6回投与することができました。
6クール投与し終えたため、先日造影CT検査をしたら、まだ肝臓に直径7mm程の腫瘍と、2～3mm程度のものが2つ残っていました。
her2陽性なので「私にはドセタキセル＋ハーセプチン+パージェタはきっとよく効き、絶対に腫瘍は消える！」と希望を持って頑張ってきましたが、まだ結構な大きさで残っていると分かりとても落ち込んでいます。
治療前の肝臓の腫瘍の大きさは怖くて聞いていませんが、腫瘍が大きくなりすぎて肝臓が圧迫され、形が変わるほどだったようです。
3クールの抗がん剤治療が終わり造影CT検査をしたところ、腫瘍は1.5mmくらいまで縮小していました。
そして6クール終えた先日には7mmくらいまで縮小していたので、ドセタキセルはまだ効いてはいるということだと素人の私は捉えています。
しかし担当医は「次回からドセタキセルを外してハーセプチン+パージェタのみにしてみましょうか。同じような患者さんで、ドセタキセルを外してハーセプチン+パージェタのみにしたらスーッと腫瘍が消えた方もおられますし。」と言っていますが、
幸い私はドセタキセルの副作用はそこまできつくなかったためあと2回くらいはドセタキセルを続けた方がいいんじゃないかと思っています。
血液検査も肺のレントゲンも結果は問題無しで、今のところ浮腫も痺れもありません。
私は担当医をとても信頼していますが、ドセタキセルを外してハーセプチン+パージェタだけで腫瘍を消せる力があるのか？？と不安な気持ちになったため、田澤先生のご意見も聞いてみたいと思いここに書き込みました。
田澤先生でしたら次からの治療はどうされますでしょうか？
田澤先生から 【回答２】
こんにちは。田澤です。
ドセタキセルの副作用はそこまできつくなかったためあと2回くらいはドセタキセルを続けた方がいいんじゃないかと思っています。
⇒無論、私はこれに同意します。（せっかく効いているのだから、抗癌剤を外す理由はありません。患者さんも希望しているのであれば「尚更」です）
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/9
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質問者様から 【質問３】
経過報告
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2024年03月01日
先生こんにちは。いつもお世話になっております。
今回は経過報告です。
抗がん剤治療7クールを終えて、先日PET検査をしました。その結果PET検査では胸も肝臓も癌は写りませんでした！
ですが造影CTでは肝臓に薄い影がまだ有り、担当医は「PET検査で光っていないし、
これは癌の死骸というかただの傷跡と捉えても良いのではないか」と仰っていました。
細胞検査をする方法もあるが、肝臓だしあまり積極的ではないとのことでした。
「PET検査で光ったところはなかったですし、あまり無理にドセタキセルを続けて間質性肺炎や感染症になっても怖いので、次回からはもうドセタキセルを抜いてハーセプチン+パージェタだけにしましょう。」と提案されましたが、前回投稿した内容の通り私はドセタキセルの副作用がほとんど無く、薄く残っている肝臓の影が本当に死骸なのか不安なので、減薬をしながらあと2回くらい投薬することにしました。
影も綺麗に消えることを願いながら引き続きドセタキセルの投与を頑張ります！
田澤先生から 【回答３】
こんにちは。田澤です。
質問者を支持します。（モチベーション次第だと思います）
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/3/11
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