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術側の脇下あたりのヒリヒリした痛みと足の痺れ

[管理番号:11041]
性別:女性
年齢:36
病名:乳がん
症状:脇下のヒリヒリした痛み、足の痺れ
投稿日:2023年4月18日

こんにちは。
いつも情報を参考にさせていただいております。
ありがとうございます。

2021年6月右胸乳がん告知、ステージ2a、トリプルポジティブ。

術前化学療法(AC×4、ドセタキセル、ハーセプチン、パージェタ×4)、2022年1月全摘。
手術結果は完全奏効、残りのハーセプチン、パージェタを終え、現在はリュープリンとタモキシフェン服用中です。

今年の1月末に術後一年検診(エコー、マンモ、腫瘍マーカー含む血液検査)があり、異常はなかったのですが、最近気になる症状があります。
下記、質問です。

1. 術後1年以上経った今になって、術側の脇下や腕の付け根の下あたり(背中側)にヒリヒリ、ピリピリするような痛みを感じ始めました。
見た目は何もなっていないようですが、手で触れたり、服が擦れると痛みを感じます。
帯状疱疹は数年前に同じ場所に起きたことがありますが、今回は疱疹のようなものは見当たりません。
手術の際は、センチネルリンパ節は1個のみで転移なし、郭清はしていません。
この痛みは乳がんや乳がんの手術と関係あるでしょうか。
リンパ節などの転移を心配するものでしょうか。
次の検診は半年後の7月ですが、待たずにエコーなどで調べてもらった方が良いでしょうか。

2. 常にシュワシュワとした感じで足が痺れている感覚があります
(特に左足)。
症状は1年前から始まり、当時は腰椎のレントゲン、MRIを撮り異常なく、血流の問題かもしれないと言われました。
その後しばらく症状には慣れたのでやり過ごしていたのですが、たまに左側は痺れに加えて太ももや臀部に微かなコリ?痛み?のような違和感があったり、やはりまだ気になるため、先日改めて整形外科を受診しました。
腰椎、胸椎のレントゲンを撮りましたが、骨転移の所見はなく、すべり症と言われました(1年前とは違う医師だったのですが、当時のMRIを見返すと既にすべり症の兆候はあったとも言われました)。
ただ、すべり症に特徴的と言われる腰の痛みなどはないため、私自身はこの痺れが本当にすべり症による症状なのか懐疑的になっています。
整形外科では、これ以上症状が悪化しない限りMRIを撮る必要はないと言われました。
タモキシフェンによる更年期状態から、血流の問題などで痺れが起きているという可能性はありますか?レントゲンで所見がなければ、とりあえずは転移は心配しなくても大丈夫なのでしょうか。
7月には乳腺外科で全身MRI検査をする予定ですが、検査を早めたほうが良い状況と思われますでしょうか。

ご教示のほど、何卒よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まず重要なことは「転移に症状はない」ことをよく理解することです。

1. 術後1年以上経った今になって、術側の脇下や腕の付け根の下あたり(背中側)にヒリヒリ、ピリピリするような痛みを感じ始めました。
リンパ節などの転移を心配するものでしょうか。

⇒リンパ節転移に症状があるという発想自体全くナンセンス!(上記)
無論、再発とは無関係。
一番考えられるのは更年期の症状(化学療法閉経⇒LH-RHagonistによる閉経状態)でしょう。

2. 常にシュワシュワとした感じで足が痺れている感覚
⇒無論、これも転移とは無関係の症状でしょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/4/26
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