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乳がん手術 全摘か温存か

[管理番号:10576]
性別:女性
年齢:43歳
病名:右乳がん
症状:
投稿日:2022年9月8日

3月に、右乳がんと診断を受けました。

ステージ2a、HER2陽性、ホルモン陰性(反応が5
パーセント)、ki-67 70%、グレード分類2、
今のところ遠隔.リンパ節転移なし。

BRCA遺伝子検査はマイナスでした。

術前ケモ終了。
(EC×4、ドセタキセルハーセプチ
ンパージェタ×4)
3cm弱あった腫瘍がEC終了時、1.1cm程になっていました。

術前検査を行なって、(中旬)日に結果と共に術式を決める予定です。

主治医からは今のところ、部分切除で考えてると言われました。
まだ若いので、全摘での喪失感が大きいことを言われ、部分でいけるならそうたいとことです。

私は当初、再発が怖いので全摘一択で考えていたましたが、医師からそう言われると迷います。

自分としては、再発しない!ことが第1の希望なのです。

しかし、全摘となると、右利きなので、腕が上がりにくくなるなどの日常生活の不具合が1番気になります。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

術前抗がん剤の「本来の」目的は「小さくして温存」なのだから、当然選択肢に入れるべきでしょう。
しかし、全摘となると、右利きなので、腕が上がりにくくなるなどの日常生活の不具合が1番気になります。

⇒全くの誤り。
 乳腺を部分切除するか?全摘するのか?と腕の動きは100%無関係ですよ。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/16
***

質問者様から 【質問2】

病理の結果と術後の治療方針について
性別:女性
年齢:43歳
病名:右乳がん
症状:
投稿日:2022年11月7日

お世話になっています。

10月〇日に乳がんの温存手術を受けました。

病理の結果がでました。

非浸潤がんが、5mm残存(治療前2.7mm)浸潤病変の遺残なし。

病理学的完全奏功に、準ずる結果。

リンパ節転移なし。
(0/4)
組織学的悪性度3
ki-67 60%

この結果だと、今後は、放射線とハーセプチンのみを、9か月行うとのことでした。
術前化学療法
後ですが、残っていたのが非浸潤がんなので、カドサイラは、なしとこのとです。
抗her2剤もハ
ーセプチンのみでよいとのことですが、それでよいのでしょうか?
尚、放射線とハーセプチンを同時に行っても問題ないと主治医はいうのですが、よろしいのでしゃうか?

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

抗her2剤もハーセプチンのみでよいとのことですが、それでよいのでしょうか?
⇒敢えて「trastuzumabのみ」とする理由が不明、是非「trastuzumab+pertuzumab」を9か月間行いましょう。

尚、放射線とハーセプチンを同時に行っても問題ないと主治医はいうのですが、よろしいのでしゃうか?
⇒ガイドラインでは「左」は(心臓があるので)注意が必要、「右は大丈夫」となってます。
ご安心を。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/11/15
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質問者様から 【質問3】

術後の抗HER2剤について
性別:女性
年齢:43
病名:右乳がん
症状:
投稿日:2022年11月20日

先日も早急のご回答ありがとうございました。

担当の先生と話してきました。

パージェタを行わないのは、心臓に負担が大きくなり、数年後、心不全等の問題がでてくることがあるからとのとでした。

再発率も2剤おこなうか行わないかで大きなひらきがないのでとのことでした。

1剤と2剤では、再発率はそんなに、変わらないのでしょうか?

ドセとハーパーを、術前にやっていたときは、下痢がとにかくひどかったです。
パージェタと2剤にすると、副作用もひどくなるのでしょうか?
また、2剤になると、放射線を終えてからの治療になるのでしょうか?

また、別の質問になってしまいますが、術前の検査で、HbA1cの数値が基準値をこえていました。

抗がん剤のステロイドの影響だろうとのことでしたが、このまま、糖尿病になってしまうこともあるのでしょうか?

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

Trastuzumabとpertuzumabを併用しても「全く」心臓は心配ありません。
Pertuzumabを併用すると「ただ一つ」問題となるのは、それで「下痢」する場合があるというだけです。(ただ抗癌剤やabemaciclibによる下痢とは異なりpertuzumabによる下痢は整腸剤程度でコントロールできます)

糖尿病は心配ありません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/11/28
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