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cnbについて

[管理番号:10551]
性別:女性
年齢:49歳
病名:非浸潤性乳管癌
症状:胸のしこり
投稿日:2022年8月29日

今年7月に市の検診で引っかかり、マンモは見えないが、しこりを触診で指摘されました。
すぐにエコーをとり、5ミリのしこりがあると言われました。
針生検cnbをしたところ、ゼロステージの非浸潤性乳管癌と言われました。
田澤先生のプラザをよくよく読ませていただくと、術後にcnbだとステージが変わることを知り、
それからは食べられず眠れず、体重が2週間で2キロ減りました。
 
手術が10月にあり、全摘を希望しています。
今や、パートに行くのにふらつきます。
 
初めて田澤先生のプラザを知り、他の方と同じことをお聞きしているかと思いますが、読みたくても頭にはいらないのです。
気ばかりあせり、つくづく弱い人間だったのだと実感しています。
しかし、こどももいるため、ここは田澤先生のお言葉を頭に叩き込み、強い思いで病気を治したいのです。
 
まとまりのない文章で申し訳ありません。
所見には組織学的には非浸潤性乳管癌の所見を認める。
拡張した乳管内に軽度核腫大を示す異型細胞が増生している。
グレード1、コメド壊死なし、間質浸潤は明らかではない、皮膚には浸潤所見はみられない、乳腺専門と病理の先生は十分温存できるとおっしゃいます。

Nuclear grade1 (Ntckear
atypia2 Mitosis1 組織学的異型度は2+2+1=5 HG1とあります。
 
お聞きしたいことは、cnbでの結果ですので確定診断ではないのですよね?  

術後にステージが変わるとしたらどれくらいが予想されますか?

再発の可能性はどのくらいですか? 

どうか、ご教示お願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

術後にステージが変わるとしたらどれくらいが予想されますか?
⇒1期になる可能性はあります。(病変全体で「間質浸潤」が確認されれば)

再発の可能性はどのくらいですか?
⇒0期で全摘なら根治です。
 ご安心を。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/6
***

質問者様から 【結果2】

ありがとうございました
性別:女性
年齢:49歳
病名:非浸潤性乳管癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

お忙しい中、ご丁寧にお答え下さり感謝しています。
8月に質問をさせていただいた者です。手術を10月〇日に終えました。結果を送らせて頂きます。  

病理診断 Intraductal proliferati ve lesion,see report:Left breast, total mastectomy
所見 左乳腺全摘検体が提出されています。肉眼的に腫瘤は不明瞭です。#16において、乳管の拡張、columnar cell change/hyperplasia,アポクリン化生、乳頭状増殖性変化が認められます。Intraductal proliferativ e lesionの所見です。免疫組織学的検討を行い、病変について追加検討が望まれます。
 
追加の検査がされたようです。 

病理追加レポート
#16に認められた乳管内増殖性病変は乳管の辺縁部にのみCK5/6,p63陽性筋上皮細胞が認められ、內部の筋上皮細胞は欠如しています。ERはびまん性陽性を示します。Ductal carcinoma in situに相当する所見です。#16の病変は生検標本にみられたDCISと同一の組織像を示しています。間質浸潤像、脈管侵襲像は認められません。皮膚側、胸筋側断端はいずれも陰性です。
 
Ductal carcinoma in situ
Comedo hecrosis(−)
calcification(−)
Maximum dimension (in situ)
10×4mm
Ly0,V0
All margins negative for carcinoma
pTis
Nuclear grade 1(Nuclear atypia(2)Mitosis(1))
2+2+1=5で、HG Ⅰ
ER陽性(100%,PS5+IS3=TS8) 

リンパ節転移なし ホルモン受容体陽性 脈管侵襲なし 核異型度 1 癌の増殖能 軽度   
ステージTis N0 M0 ステージ0 

早期で良かったと、家族や友人にも報告しました。告知から3ヶ月たち、その間に気分が落ち込む日もありました。しかし、田澤先生のコラムやQ&Aをほぼ毎日読み返し、心に刻みました。
励まされるナンバーを書き留めて、持ち歩きました。
お陰様で、落ち込みやすい性格のわりには、冷静に日々の生活を送ることができました。
これからは、年に一度の健診となりますが、田澤先生のお言葉を糧に平穏に過ごしていきます。また、時折読み返しながら健康にきをつけます。このような場を開いて頂き大変、感謝しています。
ありがとうございました。
田澤先生、どうか御身体をご自愛下さい。
 

<Q&A結果>

***
【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/6(本日から可能)
***

質問者様から 【質問3】

確認です
性別:女性
年齢:49歳
病名:非浸潤性乳管癌
症状:リンパ液が溜まる
投稿日:2022年11月11日

こんにちは。
ご多忙な田澤先生にキューアンドエーでコメントを頂いて、大変救われました。
田澤先生が幾度となく「非浸潤性乳管癌は無治療でよい」に関する質問をさせてください。
 
無治療にするつもりでいます。
 
年に一度の健診をしていきます。
 
術後、退院してからもリンパ液が溜まり、通院して抜いています。
少し減ってきてはいますが、すぐには減らなさそうです。

乳がん手術のあと、運動や仕事をセーブしていたわりに、高カロリーなおやつを食べてしまったからか、術後診察の採血で、中性脂肪があがってしまいました。
今までは引っかかったことはありません。
昼食後二時間後くらいで採血したら、300という数値が出てしまいました。
 

お聞きしたいのは、非浸潤性乳管癌になった事とは関係ありませんか? 
先にも書かせて頂いたように、運動不足と食べ過ぎによるものでしょうか? 
日々の生活で、運動と食事に気を付けていけ良いのでしょうか?
 
直接、乳がんの診断とは関係のない質問で申し訳ありません。
ちょっとしたことが気になってしまいます。

宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

お聞きしたいのは、非浸潤性乳管癌になった事とは関係ありませんか?
⇒100%無関係です。

あらゆることを癌と結びつけるのは、そろそろ卒業しましょう。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/11/21
***

質問者様から 【質問4(質問3 結果1)】

肋骨の痛み
性別:女性
年齢:50歳
病名:非浸潤癌
症状:
投稿日:2023年7月12日

こんにちは。
ご多忙な田澤先生に度々お聞きさせて頂き申し訳ありません。
昨年、非浸潤癌で左胸全摘し、手術を終えたものです。
来月に経過観察ですが、一週間くらい前から左の肋骨が痛みます。
術部ではなくだいぶ下の方の肋骨です。
ぶつけたみたいな痛さです。
押すと痛みが増します。
これはなんの痛みでしょうか。
 術部にはリンパ液がたまった跡というのでしょうか、塊になっています。
今までも術部はピキピキ、ズキズキと痛むこともありました。

経過観察のときに、骨も詳しく診ていただくように診察日を早めて頂くほうがよろしいでしょうか。
どうか宜しくお願い致します。

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

術部ではなくだいぶ下の方の肋骨です。
⇒位置的にはモンドールの可能性があります。

今週のコラム(結構初期の頃)でも取り挙げましたが、 術創で分断された皮下の浅い血管が(その創部より)下で血管炎を起こしぴきーんと痛くなり、「肋骨転移?」と心配する人が多い現象です。(自然に軽快します)

無論、様子を見て続くようならXp撮影して確認してみましょう。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/20
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