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針生検の結果について。

[管理番号:10432]
性別:女性
年齢:54
病名:
症状:
投稿日:2022年7月10日

田澤先生はじめまして。

先日母親が乳がん疑いで針生検をおこなったためその結果についてご相談させていただきます。

半年前に市の健診で右側に5mmほどのしこりが見つかりました。
その時は経過観察になりましたが、半年後の健診で5.5mmほどになっており紹介状をいただき別の病院で再検査となりました。

そこでマンモとエコーを行ったところ、右側の5.5mmのしこりのみでなく左側に15mmのしこりが見つかったため針生検を行うことになり、2週間後結果を聞きに行きました。

組織学的診断は、Spindle cell proliferation 【adequate
.indeterminate 】bilateral : core needle biopsy
とのことで紡錘細胞が増殖しているとのことでした。

組織学的初見で

①右側:5mmほど 境界明瞭粗造な低エコー腫瘍
3本のコアが観察され、そのいずれも疎に異型性に乏しく二層性の保たれた乳菅のみられる乳腺組織で既存の乳管を埋めるように細長い細胞が密に増殖しています

②左側:境界は明瞭粗造 内部不均一低エコー
3本のコアが観察され、細胞密度は①に対してやや低いものの、概ね類似した像が観察されます

以上、積極的に乳がんを疑う像ではなく、間葉系の増殖性病変が疑われます。
免疫組織学的に追加検討し最終報告とする

とのことでした。
医師も今の段階で診断名はつけられない。
悪いものかもしれないし良いものかもしれないと言っており、これから予約していたMRIやCTを行い、免疫学的な結果が出る2週間後まで結果待ちとなりました。

現段階で診断できないのはわかりますが、
間葉系の増殖性病変とはどのような病気が考えられますか?
紡錘細胞が増殖してるとのことで紡錘細胞癌も考えられるのでしょうか?
他にはどのような病気が考えられるのでしょうか?

説明があまりなかったため不安になっております。
よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

まず質問者にアドバイスがあるとすれば、「針生検が満足にできない医師がいること」
この認識が無いと、「早期発見の本来のチャンス」を逃してしまう可能性があるのです。

★無論、質問者(の母)が乳がんが疑わしいと判断しているわけではありません。
ただ組織診の結果が「上手く採れていないのでは?」との印象を持ったのも事実です。
現実に「何で、外すかなぁ?」という医師に度々遭遇するのもまた事実なのです。

免疫染色の結果がどう出るのか?
可能性として、「癌とは言えないから〇か月後、経過見ましょう」となりそうですが、果たしてそれで満足していいのか?

本当に100%確定診断して安心したいのであれば、そのために「確定診断希望メール」があるのです。
宣伝しているわけではありません。
ただ、それば究極の回答なのです。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/7/20
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