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病理結果と今後の治療について

[管理番号:9304]
性別:女性
年齢:61
病名:乳がん
症状:
投稿日:2021年4月5日

2021年2月(中旬)日に乳房部分切除術を受けました。

①大きさ1.0cm
②湿潤性乳管癌 硬性型
③核グレード:1 組織学的グレード:II
④波及程度 脂肪f
⑤リンパ節転移なし
⑥脈管侵襲 リンパ管侵襲:(1y1) 静脈侵襲(v0)
⑦切除断端 癌を認めない
⑧ホルモンレセプター エストロゲン3b プロゲステロン0
⑨HER2陽性
⑩ステージ1A サブタイプ ルミナルBライク

抗癌剤:TC療法3週毎×4回
分子標的トラスツズマブ3週毎×18回
放射線治療
ホルモン療法:アロマターゼ阻害薬内服10年

このように治療方針の説明がありました。

担当医はHER2に対して特にせつあはありませんが、私自身がこのHER2がとても恐ろしく怖いです。

不躾で申し訳ありませんが、先生でしたらこの病理結果を診てどのように思われるでしょうか。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「担当医はHER2に対して特にせつあはありませんが、私自身がこのHER2がとても恐ろしく怖い」
⇒?
 HER2陽性では抗HER2療法(今回はTC+trastuzumab)は再発率を半分にする「とても良い」治療です。
 trastuzumab自体には「全く」副作用は無いので、最初のTC(docetaxel,cyclophosphamide)さえ乗り切れば(後は楽なので)楽勝です。

「不躾で申し訳ありませんが、先生でしたらこの病理結果を診てどのように思われるでしょうか。」
⇒早期乳癌、治療方針も申し分ない。 再発率を半分にする。⇒やり切りましょう!