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術後半年での体重減少について

[管理番号:9170]
性別:女性
年齢:48歳
病名:硬癌
症状:
投稿日:2021年2月3日

田澤先生

はじめまして。

去年7月に乳がんの告知を受け、8月初めに右乳房全摘手術を行い現在に至ります。

病理検査の結果がんの広がりは9.5cm×6cm、しこりの大きさは9mm×5mmだったため、
ステージ1との診断でした。
ki67値:10
10%、核グレードは2とのことです。
術後の治療はタモキシフェン服用のみとなっています。

質問したいのは、しっかり食べているにも関わらず1年前と比べ5キロ、入院時と比べても2キロほど体重が落ちてしまいました。
運動がよいとのことで術後1ヶ月半ほどでジムに通い始めましたが、週1~2回ヨガなど軽い運動のみで利用しています。
好きだったおきだったお酒は再発を考えて止めました。
告知を受けてから食欲がないことも多く、それにより体重が減ったのはわかるのですが、術後半年で2キロ痩せてしまったのでとても不安を感じています。
ちなみに他に体を変化はありません。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「術後半年で2キロ痩せてしまったのでとても不安」
⇒全く問題ありません!
 乳癌の再発では体重減少ありませんよ!!(体重減少があるのは「消化器癌の再発」です)
 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

オンコタイプDXの必要性と右肩甲骨下の圧痛について
性別:女性
年齢:48歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2021年3月5日

田澤先生

先日はお忙しい中質問に回答頂きありがとうございました。

その後体重はこれまで以上に減ることなく過ごしております。

今回は質問させて頂きたいことが2点あります。

①術後7カ月が経過したところですが、今更ながらオンコタイプDXをやるべきだったのか心配になりました。
今からでもオンコタイプをやるべきでしょうか。

(現在はタモキシフェンのみ服用中)

・浸潤性乳管がん(硬性型)
・リンパ節転移なし(センチネル 0/2個)
・ER、PR共に+
・HER2 1+
・がんの浸潤径 9mm×5mm(広がりは9cm×6.5cm)
・脈管侵襲 なし
・核異形度 2
・ki67: 10%
・ステージ1

②術後からずっと術側(右)の背中肩甲骨10cmくらいのところの圧痛と手を伸ばした時に痛みを感じます。
安静時は特に痛みはなく、
痛みの程度はほとんど変わりません。
手術をしたことによる影響は
このような形で背中側にも出るものでしょうか。

また転移の可能性はありますでしょうか。

あまり気にしすぎてもいけないとは思うのですが、
ずっと治らず気になってしまい質問させて頂きました。

お忙しいところ申し訳ありませんが、回答頂けますと幸いです。

宜しくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「①術後7カ月が経過したところですが、今更ながらオンコタイプDXをやるべきだったのか心配になりました。
今からでもオンコタイプをやるべきでしょうか。」

⇒Ki67=10%であれば、low riskとなる可能性が圧倒的に高く(私なら)最初から勧めません。

「②術後からずっと術側(右)の背中肩甲骨10cmくらいのところの圧痛と
手を伸ばした時に痛みを感じます。
安静時は特に痛みはなく、
痛みの程度はほとんど変わりません。
手術をしたことによる影響はこのような形で背中側にも出るものでしょうか。」

⇒「手術をしたことによる影響」だと思います。
 ご安心を。