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トリプルネガティブ乳がん再発について

[管理番号:9126]
性別:女性
年齢:60才
病名:トリプルネガティブ乳がん
症状:腕の軽い痺れ、背中辺りのこりの様な違和感
投稿日:2021年1月19日

告知された時より乳がんプラザを必死に読み大変お世話になりました。
初めてご質問させていただきます。
3年前の2018年にトリプルネガティブ乳がんI IB(術前抗がん剤を受けた為確実ではありません…)との告知を受け、術前抗がん剤→温存手術→放射線治療を受け、病理結果は完全奏功でした。
先月頃より左の術側の腕が少し痺れるのと背中辺りがこる様な気がしており、先日乳腺内科の受診日の血液検査ではCA15/3の数値が今まで8だったのが一気に80まで上がってしまいました。
今月(下旬)日にCTの予定ですが、
積極的な治療を諦めたくはないと思いますが再発の場合どの様な治療が可能でしょうか。
CT前ですが今は何も手につかない状態です。
何卒よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

まだ(再発)診断前なので、あくまでも参考ですが…
「積極的な治療を諦めたくはないと思いますが再発の場合どの様な治療が可能でしょうか。」
⇒まずはPD-L1抗体及びBRACAnalysisを調べることになります。
 それらが陽性の場合には、それぞれatezolizumab+nab-paclitaxel / Olaparib の適応が出てくるし、
 それらが陰性でも bevacizumabやeribulinなど、いい治療があります。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

トリプルネガティブ乳癌の両肺多発転移について
性別:女性
年齢:60
病名:両肺多発転移
症状:
投稿日:2021年4月5日

前回はお忙しい中ご回答下さり有り難うございました。

原発乳癌が完全奏功してから2年以上経過した頃に腫瘍マーカーが80になり、遺伝子検査、骨シンチ、CTなどの検査後、両肺多発転移とリンパ節にも少し転移が見られ、肺の1番大きな癌細胞は2.2センチとの事でした。

遺伝子検査の結果は陰性でした。

セカンドオピニオンも検討しましたが今はコロナ禍で予約を取るにも時間がかかり担当の先生からは出来ればすぐに抗がん剤を始めた方が良いとのお話もあり、間をあけずに2月1日よりパクリタキセル+アバスチンの治療をスタートしました。

3月下旬の腫瘍マーカーでは80まで上がっていた数値が26になり、咳や背中の痛みなども無くなりました。
抗がん剤の副作用も余り強くない様で普通に生活が出来ています。

4月中旬にCTの予定ですが、
①もし状態が改善しているなら今後どの様な治療を進めたら寛解(根治)を目指せるでしょうか。

体が応えてくれる限り積極的な治療を選択していきたいと思います。
出来れば手術や放射線治療も保険外の治療を含めて受けていきたいと思います。

②抗がん剤はいずれ耐性が出来てしまうそうで、今受けているパクリタキセル+アバスチンは効果が出ているため有効な薬として使える様に私は残したいと思っていますが、耐性ができるまではずっと同じ薬を使い続けるのでしょうか。

③抗がん剤のスケジュールはどう組み合わせていけば1番効果をあげていく事ができ、長い寛解を迎えることが出来るのでしょうか。

④寛解してから次に癌細胞が出てきてしまう迄の間は経口薬を服用する様ですが、それしか手段は無いでしょうか。

担当の先生は寛解してもまた出てきてしまうからと言っておりますが、そうなると治療というのは少しでも死を先延ばしにする位の意味しか無いのでしょうか。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

Bevacizumab+paclitaxelはいい治療です。
あまり「先の先」を見るのはお勧めしません。

まずは(現在の)bevacizumab+paclitaxelを3か月⇒
1.(画像上完全緩解なら)⇒eribulin3か月
2.(完全緩解まで至らないなら)⇒bevacizumab+paclitaxel(更に3か月)

まずは、半年を考えるべき、その後は第2のステップと捉えるのです。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

トリプルネガティブ肺多発転移での治療について
性別:女性
年齢:60
病名:
症状:
投稿日:2021年5月9日

転移してからは余り周りにも相談出来ず、先生にはいつも助けて
いただき感謝しています。

2018年に術前抗癌剤(パクリタキセル+カルポプラチン+キートルーダーの治験とAC療法)を受け温存手術の病理結果は完全奏功、その後放射線治療を受け2年過ぎた頃に肺多発転移、今年の2月(上旬)日からパクリタキセル+アバスチンの抗がん剤治療を受け、4月のCTの結果では約20個位あった大小の癌細胞(1番大きいもので2、2cm)が、片肺のみ6mmと7mmの2つが残っていました。
担当の先生からは2つ残ってるけど薬が凄く効いていますねとの話でした。
抗癌剤はこのまま同じ薬剤で継続で、今のところ強い副作用等はありません。

①先生からはパクリタキセルとアバスチンでの治療をいつまでと言われていませんが、私はこの薬がとても良く効いてくれてるので耐性が出来るまで延々と使い続けたくありません。

前回お答え頂いた通り3ヶ月受けたら他の薬剤に切り替えたいと思っていますが、その薬剤はエリブリンとアンスラサイクリン系の薬剤などどの様な順番で選んでいけば良いでしょうか。

調べれば調べる程分からなくなって来て、でも抗癌剤の順番によっては状態を悪化させてしまう場合もあると思いますので悩んでおります。

担当の先生は画面上の寛解となったら再燃してしまうまでは経口薬(S-1か?)を使う様な話しを治療前にしておりましたが、私は経口薬は積極的な治療には合わない様な気がしています。

今、体力もまだある時期に出来るだけ出来る事をしていきたいのです。

②AC療法などのアンスラサイクリン系は受けられる回数が決まっていますが、AC療法ではなくFEC療法などにすれば回数は何回か多めに受けられるのでしょうか?
③エリブリンは早めに使えば使うほど効果的な様ですが、エリブリンを先に使った場合アンスラサイクリン系の抗癌剤は順番を後に回してもその薬剤の効果は残るでしょうか。

④この先、出てくる副作用によってはトモセラピーなどを受けたいと思いますが、今コロナ禍で大変な時に先生の病院では治療を受け付けて頂く事は可能でしょうか。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

術前抗がん剤としてAC(anthracycline)を使用しているので、前回回答したように
第1選択はbevacizumab + paclitaxel
第2選択はeribulin

第3選択としてdocetaxelか、anthracycline(の再登場)となります。
★ anthracyclineは(質問者がご存知のように)生涯投与量が決まっていますが、それは5Fuを加えて(FECにして)も変わりません。

「先の先」を見るのは止めて、まずは3か月毎に目標を設定しましょう。
現時点(2月、3月、4月)の3か月のbevacizumab+paclitaxelの効果としては、かなりいいようですね。
あと3か月、同薬剤で継続しましょう。

  (以下、前回のコピペ)

Bevacizumab+paclitaxelはいい治療です。
あまり「先の先」を見るのはお勧めしません。

まずは(現在の)bevacizumab+paclitaxelを3か月⇒
1.(画像上完全緩解なら)⇒eribulin3か月
2.(完全緩解まで至らないなら)⇒bevacizumab+paclitaxel(更に3か月)

まずは、半年を考えるべき、その後は第2のステップと捉えるのです。

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

抗がん剤の選択
性別:女性
年齢:60
病名:トリプルネガティブ乳がん両肺の多発転移他左脇のリンパ節
症状:
投稿日:2021年5月31日

前回も大変丁寧に教えて頂きまして本当に有難うございます。

抗がん剤の副作用などは少しあるものの1週間の休薬があると血液の状態もある程度そこで回復し、血圧も尿蛋白も今のところ問題ありません。
腫瘍マーカーCA15-3は前回14→12になりました。
2月には80だったわけですから良く効いてくれたと思います。

爪が少しプカプカと白い部分が多くなりまして、今日が受診日でしたのでお話ししましたら「もっとひどくなって来たら抗がん剤は間引いてやっても良いね」との事。

7月で治療開始から半年になりますが、その後も耐性が出来るか副作用が酷くて続けられなくなるまで同じ薬で続行するそうです。

エリブリンにしたいと希望を言いましたが、「今とてもよく効いている薬をやめてエリブリンにしてもエリブリンが効くかどうかは分からないし、じゃあまた今の薬に戻しましょうと言っても今度はパクリタキセル+アバスチンが今の様な効き目が得られるかどうかは分からない。

効果が弱まる可能性もある。

効果がある間は同じ薬をずっと続けていって、耐性が出来たらその時に違う薬を選択していくのが良い」という様なお話しでした。

治す為の治療をするにはどうすれば良いのか、エリブリンが効かない可能性は高いのでしょうか。
でもそれは他の薬でも同じでしょうし。

耐性が出来るというのは腫瘍マーカーがまた上がるかCTなどでの画像診断で病変が増えたらそれは効かなくなった=耐性が出来たと言うことでしょうか。

先生は大抵はまた再燃してしまうと話していますので、そうしたケースと同じ治療をしていて果たして治る事が出来るのか、考えると分からなくなります。

どう進めば良い結果につながっていきますでしょうか。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは田澤です。

前回までの回答
(以下、コピペ)

1.(画像上完全緩解なら)⇒eribulin3か月
2.(完全緩解まで至らないなら)⇒bevacizumab+paclitaxel(更に3か月)

特に内容は変わらないようです。
(上記のように)画像上完全緩解したらeribulinに替えてもらいましょう。(現時点では完全緩解ではないですよね?であればbevacizumab+paclitaxelを継続方針でもいいとは思います)



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