[管理番号:9087]
性別:女性
年齢:41
病名:浸潤性小葉癌 左胸
症状:
投稿日:2020年12月27日
ご回答よろしくお願いします。
12/(中旬)に左胸乳がんとの告知を受け、CT、MRIまで受け、結果を聞いて来ました。
浸潤性小葉癌
腫瘍の大きさ 34mm
わきリンパ節転移の個数 3、4個(1つでは無い)と言われています。
ki-67 10%
ホルモン陽性
HER2陰性
サブタイプ ルミナールA
骨や肝臓、肺への転移の所見なし
ステージ3C
しこりは乳頭下にあり、乳頭上にも、少し白く怪しい影があると言われました。
質問①このような状態ですと、ステージ3Cなのでしょうか?
ステージ2Bくらいと思っていたので、驚いています。
質問②腫瘍が大きめであること、脇のリンパ節の転移がいくつか確認出来ることから、悪性度が高いため、
手術の前に抗がん剤治療をする事を提案されています。
ただ、ルミナールAの場合、抗がん剤が効きにくいとの事なので、術前により効果が無ければ、無駄な時間を過ごしてしまうのでは?と不安です。
私のような状態では、すぐに手術は難しいのでしょうか?
また、手術先行を出来た場合でも、手術日が最短でも2月になりそうですが、その間に出来る治療は無いでしょうか?
1ヶ月以上待つ間、無治療ですと、遠隔転移までしてしまわないかとリスクも感じ、
それなら術前抗がん剤治療をした方が良いのかとも思ってしまいます。
先生のお考えをお教え願えればと思います。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
巷では「無意味な術前化学療法のゴリ押し」が溢れいることを憂いています。
医師自身が「腋窩郭清したくない(する自信がない)からでは?」と、勘ぐってしまうのは私だけでしょうか?
「質問①このような状態ですと、ステージ3Cなのでしょうか?
ステージ2Bくらいと思っていたので、驚いています。」
⇒リンパ節転移の画像評価次第です。
2B(リンパ節転移が1-3個)~3A(リンパ節転移が4-9個)のようです。
「質問②腫瘍が大きめであること、脇のリンパ節の転移がいくつか
確認出来ることから、悪性度が高いため、手術の前に抗がん剤治療をする事を提案されています。」
⇒馬鹿げている!(冒頭のコメント通り)
実際には、「小さくして温存」以外の理由で術前抗がん剤を行う理由はありません。
「私のような状態では、すぐに手術は難しいのでしょうか?」
⇒(メール内容からは)全くそんなことは無いようです。
「また、手術先行を出来た場合でも、手術日が最短でも2月になりそうですが、その間に出来る治療は無いでしょうか?」
⇒どうしても「空く」ならばワンポイントで抗がん剤を行う手はあります。(1回とか)