[管理番号:2306]
性別:女性
年齢:74歳
2013年3月に左乳頭せん管癌手術。
大きさ1.3センチ
核グレード1。
リンパ節転移なし、ホルモン感受性あり。
癌は取りきれている。
アリミデックス服用。
2015年5月 右乳頭腺管癌手術。
浸潤癌0.7センチ
大きさ1.7センチ。
リンパ節転移なし、核グレード3
ホルモン感受性なし。
HER2陰性、断端に癌は近い
KI-67 5%未満。
抗がん剤は断りました。
左乳癌の一年目の検査で右乳房に3ミリの影があったそうです。
2年目の左乳癌の検査で右乳がんが見つかり、その時はもう1.7センチです。
両乳房温存手術です。
右は放射線のみ。
その放射線の医師より、抗がん剤をしないの
だから、必ず転移、再発はある考え違いはするなと言われました。
私としては一年目でたとえ3ミリでも影があったのなら、
せめて半年くらいに、血液検査や超音波検査をしてほしかったです。
その後○○記念病院の先生への不信がつのり、このまま続けられません。
一度田澤先生にみていただけますでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
左 pT1c(13mm), pN0, pStage1, NG1, luminal
右 pT1b(7mm), pN0, pStage1, NG3, triple negative
十分な早期乳癌です。
右もtriple negativeだとは言え、「pT1b=7mm」なので抗がん剤も必ずしも必要の無
いケース(しかもKi67=5%未満では、効果が無さそうです)と言えます。
「左乳癌の一年目の検査で右乳房に3ミリの影があったそうです。2年目の左乳癌の検査で右乳がんが見つかり、その時はもう1.7センチです。」
⇒3mmのシコリは、「1年間、放っておいた」ということですか?
理解ができない診療と言えます。
「その放射線の医師より、抗がん剤をしないのだから、必ず転移、再発はある考え違いはするなと言われました。」
⇒無視しましょう。
コメントする気にもなりません。
「私としては一年目でたとえ3ミリでも影があったのなら、せめて半年くらいに、血液検査や超音波検査をしてほしかったです。」
⇒この記載からは「1年間、超音波しなかった」ということですね。
放射線科医も放射線科医なら「乳腺外科医も大した違いはなさそう」ですね。(辛口ですみません)
「その後○○記念病院の先生への不信がつのり、このまま続けられません。 一度田澤先生にみていただけますでしょうか?」
⇒その方がいいですね。
○○記念病院は有名病院のようですが、このような名前だけの病院(ここ東京で診療をしていると、そのような病院があまりにも多い事に辟易しています)で「患者さんが可哀想な目にあう」ことが無くなる事を強く願っています。