[管理番号:1951]
性別:女性
年齢:
肉芽腫性乳腺炎?と診断されていますが、医師により診断名も違い、治療法が分からず悩んでいます。よろしくお願いします。
今年の8月から左乳房の乳輪際にアーモンドくらいのしこりができました。
普段検診に行っている病院では乳輪下膿瘍と言われ、様子を見ていました。
その後、違う病院で診てもらったところ、膿んでいるからと針を刺して抜こうと何回か刺したものの、膿はほとんど取れませんでしたが、培養の結果、コリネバクテリウムが出たことから肉芽腫性乳腺炎と診断されました。
フロモックスは効かず、クラリスは下痢で3日で中断。ジスロマックも効果なし。
今はミノマイシンを1週間服用中で更に1週間続けるとのこと。
8月から赤みや少しの痛みや痒みはありましたが、体は元気でした。
しかし、11月から全身倦怠感と微熱、首や脇のリンパが痛く、膝や全身の関節が痛くて歩けない時もありました。
今は痛みはましにはなりましたが、膝や体の関節がポキポキと動かすたびに鳴り、とても不安です。
あまりに不安で違う病院に行きましたが、陥没乳頭による乳輪下膿瘍と言われ、手術の話しが出ました。肉芽腫性乳腺炎について詳しく話せる医師がおらず、ネットを見てこちらにたどり着きました。
現在しこりからは、時々、少しだけ膿や血が出て、痒みがあります。
激痛と微熱は治まりましたが、関節痛、骨がポキポキ鳴る、リンパの痛みや倦怠感はあります。血液検査は膠原病やリウマチは陰性で、CRPも血沈も正常です。
薬に対して副作用が出やすい体質のためステロイドは使えていません。
かといって手術も怖いです。
しこり以外の症状も、この肉芽腫性乳腺炎の影響なのでしょうか?
しこりだけなら我慢できますが、倦怠感や関節痛などは、日常生活が思うようにできず、家族にも迷惑をかけています。
この先どうすればいいかアドバイスよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
このメールを読んで感じたのは「針を指して培養の結果、コリネバクテリウムが出たから肉芽腫性乳腺炎」という診断には大変な無理があるということです。
私の印象では「単なる陥没乳頭に伴う乳輪下乳腺炎」だと思います。
その理由は
「普段検診に行っている病院では乳輪下膿瘍と言われ」「違う病院に行きましたが、陥没乳頭による乳輪下膿瘍と言われ、手術の話しが出ました」
⇒多数決ではないですが、この内容を見る限り『陥没乳頭があり、乳輪下乳腺炎の所見もある』ようです。
○関節痛などの症状は「おかしな薬剤を使っているから」ではないかと思います。
(陥没乳頭に伴う)「乳輪下乳腺炎」なのであれば、第3の病院の医師が言っているように「乳頭形成を含めた手術」をするべきです。
薬剤には「限界がある」のです。
「この先どうすればいいかアドバイスよろしくお願いします」
⇒乳輪下乳腺炎に対する手術です。