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悪性リンパ腫の治療と良性腫瘍について

[管理番号:5140]
性別:女性
年齢:41歳
2016年○月より、田澤先生に診察していただいております、○○と申します。
診察券ID○○です。
先月改めてマンモグラフィーとエコーで診ていただき、今月末に左胸の線維腺腫(良性の葉状腫瘍の可能性もあり)を摘出していただく予定でした。
同じ頃(先月)あごの下のリンパの腫れがなかなかひかないため、近所の内科を受診しました。
色々検査後、手術で腫瘍摘出し、悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫)と診断を受けました。
状態はFDG-PET検査で広がりなしのステージ1でした。
悪性リンパ腫の治療は、7月末or8月頭からR-CHOP6回を予定しています。
治療期間は4か月から5か月を予定しています。
抗がん剤治療中に手術は感染症のリスクがある方という事で、悪性リンパ腫の主治医から、田澤先生に、手術を治療後に延期させていただくことは可能かどうか相談してくださいと言われ、先日お電話で相談させていただきました。
7月末の市川での手術をキャンセルして、抗がん剤治療後に改めて田澤先生に診察していただき、手術の予約をさせていただくこととなっております。
不安なことがあり、本来であれば受診してお聞きするべきなのでしょうか、治療が目前に迫っておりますためこちらから質問させていただきます。
現在左胸ある腫瘍(線維腺腫or葉状腫瘍)は、抗がん剤治療によって何か悪い方向に変化してしまう可能性はありますか?
良性葉状腫瘍が悪性に変化するなど・・考えすぎでしょうか。
抗がん剤は強い種類のものと聞いております。
胸の腫瘍が大きくなったり、性質が変わってしまうのではないかと素人考えで心配です。
田澤先生が手術延長を了承していただいたという事は、このような余計なことは考えなくてよいという事だと理解していていいでしょうか。
コメントいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「現在左胸ある腫瘍(線維腺腫or葉状腫瘍)は、抗がん剤治療によって何か悪い方向に変化してしまう可能性はありますか?」
⇒それはありません。
「田澤先生が手術延長を了承していただいたという事は、このような余計なことは考えなくてよいという事だと理解していていいでしょうか。」
⇒その通りです。
 針生検しているわけですから(画像診断だけの診断と比べても)安心できます。
 もともと摘出しなければ「半年後」だったのだから、治療終了後で十分です。
 ご安心を。