[管理番号:5791]
性別:女性
年齢:46歳
はじめまして。
乳ガンの疑いをもった時から拝見させていただいております。
10月上旬に乳ガン告知を受け、術前の病理結果では
右乳房に2つの悪性腫瘍 1、9cmと1cm
画像、エコーでリンパ転移なし
全摘出になるがホルモン治療の一般的なガンとの説明を受けました。
11月中旬に全摘出とセンチネル生検の手術を終了し、先日術後の病理結果を聞きショックを受けております。
浸潤性乳菅ガンと浸潤性小葉ガン
腫瘍の広がり 3cmほど
センチネル転移 5個中4個(術中の郭清ではない)
ホルモン 陽性 ハーツー 陰性
グレード 3
ki67 90%
再度リンパ郭清手術と抗がん剤FECとパクリタキセル半年とホルモン剤タモキシフェンと放射線の治療が必要と説明になりました。
質問です。
センチネル生検で5個中4個ですとリンパ転移はもっとあると考えていいのでしょうか?
(私は術中に転移があれば郭清するものと思っていました。次の外来時にセンチネル生検の事を再度確認しようと思っています。)
画像ではリンパ転移なしでしたが、4個転移はあるのでしょうか?
小葉ガンはおとなしいガンと思っていたが
グレード3でki67が90%(あまりの高値に動揺してます)はありえますか?
今後の治療内容は間違いないでしょうか?
私のステージ、再発率、生存率はどのくらいになるでしょうか?
あまりの結果の悪さと再度の手術、入院に動揺し乱文になってしまっているかと思いますが、よろしくお願いします
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「センチネル生検で5個中4個ですとリンパ転移はもっとあると考えていいのでしょうか?」
⇒そういうことよりも…
そもそも「センチネルリンパ節が5個」などという意味が不明です。
○センチネルリンパ節は、あくまでも「最初のリンパ節」であり、通常1個なのです。
そ例外の「余計な4個」は(実際は)通常のレベル1リンパ節と解釈すべきでしょう。
「次の外来時にセンチネル生検の事を再度確認しようと思っています。」
⇒本来は、それは「術前に取り決め」されていなくてはならないことです。
○その病院では「術中迅速診断ができない」のかもしれませんね(病理医不在などで)
「画像ではリンパ転移なしでしたが、4個転移はあるのでしょうか?」
⇒残念ながら…
画像だけでは判断できないのです(だから、センチネルリンパ節生検をするのです)
「ki67が90%(あまりの高値に動揺してます)はありえますか?」
⇒別に珍しくもありません。
たしか、昨日回答したQandAでも、同じ値の方からのものがありました。
「今後の治療内容は間違いないでしょうか?」
⇒「FEC+パクリタキセル(所謂アンスラタキサン)」が必要かどうか?
私ならTCとしますが…(概ね、問題ないようです)
「私のステージ、再発率、生存率はどのくらいになるでしょうか?」
⇒郭清して「リンパ節転移の個数が確定」してからでないと不明です。