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抗がん剤の選択

[管理番号:6455]
性別:女性
年齢:53歳
病名 右乳がん 閉経無し
・手術方法
右乳房切除術とセンチネンタルリンパ節生検
 転移陽性のため、腋窩リンパ節廓清追加
・最終手術病理診断
 組織診断名(浸潤性小葉癌)
 悪性度1(核異型度2、分裂像1)
 切除断片 陽性  脈管侵襲(有)(ly+v・)
 リンパ節転移 有 (センチネンタルリンパ節 1/2)
腋窩リンパ節 Ⅰ 0/23  Ⅱ 0/4
ホルモン反応性 ER陽性 高度10%以上 PgR陽性 中等度10%
以上
HER2、1+ 陰性  Ki67 5%未満  浸潤径56×25mm t3
n1m0 ステージ3a
術後療法、化学療法・ホルモン療法
手術のみで何も術後療法をしない場合は、リンパ節転移1個あり、浸潤径が大きい、リンパ管侵襲があるため、10年で20-30%ほどの再発がある可能性あるとのことです。
また、Ki67の値や、核異型度は比較的良好な結果であるため、化学療法の効果についてはやや少ない可能性があるとのことです。
抗癌剤をやるかやらないかは浸潤径が大きいためグレーゾーン患者さん次第ですとのことです。
ここでご質問ですが、今後の治療、(抗がん剤、内分泌、放射線)の選択です。
内分泌を行うことは決まっていますが、1番判断しなければならないのが、抗がん剤を行うか行わないかです。
オンコタイプDXを行えば一番手っ取り早いと思いますが、費用が高額になるため悩んでおります。
癌の宣告を受けてからこのQ&Aを拝見させていただいております。
もし私が先生の患者でしたら、抗がん剤の選択はありますでしょうか。
この病理結果は、ルミナールaでしょうか。
回答いただければ幸いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
Ki67<5%は明らかなルミナールAです。(グレーゾーンではありません)
「リンパ節転移」も「浸潤径」も無関係です。
「抗癌剤をやるかやらないかは浸潤径が大きいためグレーゾーン患者さん次第」
⇒??
 「浸潤径は無関係」
 グレーゾーンではなく、「明らかなルミナールA」です。
「もし私が先生の患者でしたら、抗がん剤の選択はありますでしょうか。」
⇒ありません。(1秒も)迷いはありません。
「この病理結果は、ルミナールaでしょうか。」
⇒その通り。
 どうしても、不安ならOncotypeDXをして確認するしかありません。