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抗Her2療法

[管理番号:7143]
性別:女性
年齢:42歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:

こんにちは。

日々、拝見し学び、励まされています。

この度、乳がんを患いました。

先日、全摘手術を終え、病理結果が出ました。
初受診から今日まで辛く長い2カ月間でした。

これからは補助療法との新たな戦いが始まります。

今は件名について、悩みつくしております。

先生、ズバリ、お答え頂きたくメールさせて頂きました。

私は、抗Her2療法を受けるべきでしょうか?

以下、病理結果です。

・浸潤性乳管癌
・浸潤径:6×3㎜
・乳管内進展:30×15㎜
・センチネルリンパ節生検:陰性
・組織学的波及度:g
・脈管侵襲:Ly0、V0
・核グレード1
・ER:陽性3b、PgR:陽性3b
・Ki-67:11%
・Her2:Fish陽性 シグナル比3.5

追加、質問です。

浸潤径5㎜以下は適応外との事ですが、それは患者が希望しても受けられないという意味でしょうか?

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「浸潤径5㎜以下は適応外との事ですが、それは患者が希望しても受けられないという意味でしょうか?」
→それは医師の裁量の範囲内です。

 薬剤の適応文章には「5mm」という記載はありません。
 あくまでもガイドラインなので、(それは)医師の裁量の範囲内なのです。

★ちなみに質問者は6mmだから、「勧めてはいけない理由がない」ので、(強くは勧めませんが)「抗HER2療法の適応はありますよ」とお伝えはします。