Site Overlay

術後化学療法について

[管理番号:7124]
性別:女性
年齢:46歳
病名:浸潤性乳管がん
症状:今はなし

質問のタイトル <術後の化学療法について> 病名 <浸潤性乳管がん>
いつも勉強させていただいております。
こちらのサイトはとても参考になり、助けられてきました。
初めて質問します。

46歳 女性
2018年 9月 浸潤性乳管がんの診断 (エコー上 13×8ミリ)
2018年10月 針生検の結果から、タモキシフェン内服開始(手術待ちの期間が不安なため)
内服開始後、月経1回でその後止まり、リュープリンは
不要になる
2018年11月 乳頭乳輪温存乳腺全摘術+センチネルリンパ節生検
(当初は温存予定、MRIで腫瘍と同程度の長さの乳管内進展あり全摘に変更)
2018年 12月 病理結果
組織型:invasive ductal carcinoma, scirrhous type
浸潤系:16×9mm (#2を削いで作製した#16)
浸潤系+乳管進展系:16×9mm
波及度:f
脈管侵襲:1y(+)
切除断端:陰性
in situ(+): cribriform,solid
Nuclear atypia:2 Mitotic counts:2
Tubule formation:2
Nuclear Grade :2 Histological grade:Ⅱ
ER(+)(AS:PS5+IS7) PgR(+)(AS:
PS5+IS3=TS8)
HER2 score0 Ki67 20-30%
リンパ節(HE+CAKE1/3):SLN 0/2 (i-)
リンパ管侵襲が散見されます。

2019年1月 オンコタイプDX結果
再発スコア(RS)27
9年遠隔再発率 AIまたはTAM単独 16%
化学療法の上乗せ効果>15%
定量的単一スコア 7.6 ER 陽性 5.9 PR 陽性 8.3 HER2 陰性

オンコタイプで高リスクと出たため、化学療法をすすめられました。

年齢(46歳)からしっかりたたきましょうとのことで、FEC×4 ドセタキセル ×4です。
過去の質問でルミナールBだとTC×4との書き込みを見ました。

先生でしたら、どのようなレジメンを選択されますか?年齢でレジメンを変えますか?
FEC×4,ドセタキセル×4とTC×4では再発率にどれくらいの差がありますか?
6ヶ月も耐えるモチベーションが保てるか、不安が大きくなっています。
ご回答をどうぞよろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「先生でしたら、どのようなレジメンを選択されますか?」
→TC

「年齢でレジメンを変えますか?」
→変えません。

「FEC×4,ドセタキセル×4とTC×4では再発率にどれくらいの差がありますか?」
→直接比較はありません。
 5%以下でしょう。