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術後の治療について

[管理番号:3637]
性別:女性
年齢:48歳
8月中旬に左乳房温存手術をしました。
センチネルリンパ節に8mmの転移あり=(1/2)
Level1=(0/15)
術後病理結果
組織型:硬癌
腫瘍の大きさ:浸潤部=11×11×16mm
浸潤の範囲:g、f
脈管侵襲:ly1、v0(4段階評価:0-3)
核グレード:Grade1(核異型スコア=2、核分裂スコア=1)
随伴するDCIS:Minimal(~25%)
切除縁:断端露出なし
-水平方向(9mm、内頭側)
-垂直方向(0.5mm以下、浸潤部、深部側)
ER:+(100%)
PR:+(100%)
HER2:score1
Ki-67:10-15% approx
主治医からは抗がん剤を進められました(TC療法)。
理由を聞いたところ、年齢とリンパ節転移が
あるためとのことです。
Q&Aを拝見すると私のようなルミナールAの場合
年齢、リンパ節転移ありでも抗がん剤は
不要と感じます。
先生のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1c(16mm), pN1, luminalA, NG1
質問者は正しい。もちろん「ホルモン療法単独」です。
ASCOの新しいガイドラインからは「タモキシフェン+LH-RHagonist併用」が推奨されます。
「主治医からは抗がん剤を進められました(TC療法)。理由を聞いたところ、年齢とリンパ節転移があるためとのことです。」
⇒困った者です。
 「年齢」と「リンパ節転移」どちらも化学療法を選択する理由にはなりません。
(リンパ節転移が4個以上なら検討の余地は残りますが)
 それにしても「年齢」というのは「48歳が閉経前だから」ということでしょうか??
 全く意味不明。
「Q&Aを拝見すると私のようなルミナールAの場合年齢、リンパ節転移ありでも抗がん剤は不要と感じます。先生のご意見をお聞かせください。」
⇒質問者の言う通りです。
 私が付け加えることもありません。