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自己検診について

[管理番号:2401]
性別:女性
年齢:37歳
お忙しいところすみません。
私は、以前から生理前になると、左胸の外よりがしこりのようにコリコリとし、痛みが出るのですが、今回は、いつもより少し早いタイミングでその症状が出始めました。
そして、いつもより少し大きさが小さく、痛みが強い、硬いような気もします。
指の腹で滑らせると、しこりというより、筋があるような?そんな感じですが、指先で探ると、痛みとコリッとし、押すとプニッと逃げるようなしこりのようなものを感じます。
芯があると言えばあるような、、、すみません曖昧です。
昨年の2月にも、同じような症状(しこりのようなものの大きさは、
今より大きく感じました)があり、マンモ、エコー、触診して異常なし、
昨年の11月には、逆の胸にしこりを感じ、両胸ともマンモ、エコー、触診して異常はなく、さすがに3ヶ月もたたないうちに、何か出来ることもないのだろう?と思うのですが、それは素人判断でしょうか?
生理後痛みが引き、しこりのようなものだけ残った場合はすぐに受診すべきでしょうか?
お忙しいところ、このような質問で申し訳ないですが、気になり出すと、心配で…
なにかお言葉をいただければと思います。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
自己検診は確かに難しいですが、是非とも「慣れ」により習得してもらいたいと思います。
まず重要なことは「冷静さ」です。
「しこりかな?」と酷く気にし過ぎて「自分なりの経過」がないと、(たとえ、受診して心配ないと言われても)「どんな感覚が異常無かったが、習得できずに、その場しのぎ」で終わってしまいます。
 その「その場凌ぎ」を繰り返しても「無意味」と言えます。
つまり「しこりかな?」と思っても、冷静に「自己検診」を継続し「生理が終わると、こうなるな。」とか「生理が終わっても、このようにコリコリが残るな」と『自分なりに、状況を把握』した上で受診してください。
 注)明らかな「しこり」と自信が有る際には早めの受診を
そうすると「この感覚は異常無いのか!」と徐々に「自分の正常乳腺の周期的な変化」に慣れていくのです。
 
「以前から生理前になると、左胸の外よりがしこりのようにコリコリ」「今回は、いつもより少し早いタイミングでその症状が出始めました。」
⇒少し「様子」を見ましょう。
 
「生理後痛みが引き、しこりのようなものだけ残った場合はすぐに受診すべきでしょうか?」
⇒暫く様子を見た方がいいと思います。
 症状の経過からは、「明らかに卵巣ホルモンによる刺激」を疑う症状です。
 暫く様子を見て、それでも「明らかに、いつもと、違う」と感じたら(その時に)受診してみてください。
 ♯冷静な「観察者」となることが「自己検診習得への道」なのです。