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非浸潤癌、左全摘出後半年くらいに引き連れた気になる痛みがある

[管理番号:5491]
性別:女性
年齢:43歳
大変お忙しく、貴重なサイトページと一解りながら投稿質問させて頂き本当に本当にすみません。
先生、約半年前に私は非浸潤癌で、
2月に先生のところで非浸潤癌左胸全摘出手術させて頂きました。
最終病理もグレードも1でした。
現在無治療で大変有り難く、お仕事にも復帰できてます。
診察手術と大変お世話になりました。
先生に手術して頂いた事の安心感や、自分の中でも不安もだんだん癒えて、傷口も良くなってきて、普通の生活をさせて頂いてました。
ここ一週間前から、ふっと手横に上げたり、ずらしたりすると、引き連れたような重たい痛みがちょうど副乳??あたりの上の方の筋肉なのか筋なのかに走ります。
最初は手を挙げて寝てしまった筋肉痛かとも思いながら、様子を見ていたのですが、
本日、一番痛いところを探ってみると、
場合的には、ちょうど全摘出傷痕の一番脇に近い傷口の2センチ上くらいでした。
奥を目をつぶりながら集中して触ってみるとなんとなく米粒くらいの、何かがあるように思えます。
上手く言い表せないのですが、筋繊維の上あたりにポツッとあるのような?
または、乳せんのある時にボコボコした感じのようにも思えたりです。
心配しすぎてそう思えるのかもですが、普通に触っただけでは感じませんが、手を挙げて奥を押してさわるとなんとなくある感じです。
これは局所再発や再発などと言う事はありますか?
心配になり貴重なサイトと解りながら、本当にすみません。
まだ傷口の修復段階の痛みなのか?
ただの筋肉痛なのか?
ふれた米粒くらいのものは脂肪なのでしょうか?
全摘出手術でもまだ乳せんはあるものなのでしょうか?
痛みは今までなかったので、不安になりました。
このまま様子を見ても大丈夫でしょうか?
本当にお忙しい中すみません。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「年齢」と「術後半年」では、勿論個人の特定はできないので、一般論としてお話します。
「非浸潤癌は根治」であり「再発を心配する事自体、全くナンセンス」です。
その痛みについては『今週のコラム 93回目 創部の下が痛い場合には「骨(肋骨)転移?」と、心配されるようです』をご一読ください。
ご安心を。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

対側の首のつけ根、鎖骨裏の小さな膨らみ?しこり?について
性別:女性
年齢:43歳
No.5491
女性
43歳
前回は大変お忙しい中を直ぐにご返答下さりありがとうございました。
不安が抜けて過ごす事が出来ました。
心から感謝致します。
また、どうしようか迷い、大切なサイトですが、質問させて頂いてしまい、申し訳ありません。。。
前回の質問とは違うのですが、
私は、再度ご報告で非浸潤癌で左胸全摘出を受けています。
今回、右の首が何となくですがひきつりを感じ、もともと肩こりなどもあり気にしてなかったのですが、ふっと気になるところを触ったら、ふくらんでる感じでした。
気になる場所は右首のつけ根で鎖骨真ん中あたりのくぼみ?のところです。
筋のようにも感じますし、血管のようにも感じますし、リンパのようにも感じます。
体は左右対対照ではないと思いますが、左にはそのような膨らみがないので、不安になってしまいました。
押しても痛みはありません。
対側の乳房は、脇の下など自分で触って触診などはちゃんとしているつもりではあったのですが、胸の方は乳腺なのか?ゴリゴリしてるものが沢山あり、とても解かりづらかったりで、でもまだ大丈夫とは思って次回に先生に術後と一緒に見て頂こうと思っておりました。
右胸は私の記憶ですと、
2年前に私の区でしました検査の資料を先生に見て頂いたのと、1年前にエコーをして頂いてます。
そこで質問でお願い致します。
先生に教えて頂き、左は非浸潤癌で全摘出で心配はしてなかったのですが、
今回右首つけ根でもし検診から日にちが経ってる対側の乳房?と……不安になりまして……、
●マンモ2年前・エコー1年前として、こんなに早くにいきなり出るものなのでしょうか?
●乳房のしこりはゴリゴリしたものが沢山あり確実にはしこりと言うのがよく解かりずらいのと……、脇の下も気になるところはなくで……
脇の下などは腫れてないのに、
初めにいきなり首のつけ根辺りが腫れると言う事はありえるのでしょうか?
●もしリンパなどが腫れるとしたらどのような形や固さなど、腫れ?やしこり?なのに決まった感じはあるのでしょうか?
風邪の時のような痛みはあるのでしょうか?
私は今回痛みは全くありません。
私の今回のものは、
血管のような?腫れのような?しこり?のような?
リンパなのか?血管ななのか?がぷっくっと腫れてる感じと、
その脇に小豆ぐらいのしこりみたいな物があります。
あまり心配せずに気にぜずほっておいても良いものでしょうか。
それとも少し経過を観察してみた方が良いものでしょうか。
お教え頂けましたら有り難いです。
忘れて元気に過ごして行こうと思いながらも、少しでも乳ガンに何か関連があるとのではないかと不安になり、質問してしまい申し訳ありません。
お忙しい中を大変恐縮ですが……先生どうか宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
まず一言忠告するとすれば…
「余計な部位の心配は止めましょう」ということです。
○自己検診は「腕を伸ばした状態」で胸を撫でるだけでいいのです。
 「首の付け根」とか「鎖骨裏」を気にするのは今すぐ止めましょう!!!
(全く無駄な心配をするだけで、「百害あって、一利なし」です)
 物事には順序があり、いきなり「頚部リンパ節転移?」などというぶっ飛んだ発想をする必要はありません。
 我々が「乳がん検診」する際に、(胸に明らかなシコリがないのに)「頚部とか腋窩にリンパ節転移があるのでは?」などと発想すると思いますか??
 全くナンセンス。
「今回、右の首が何となくですがひきつりを感じ、もともと肩こりなどもあり気にしてなかったのですが、ふっと気になるところを触ったら、ふくらんでる感じ」
⇒そんな部位を気にする必要はありません。(今すぐ忘れましょう)
 全くナンセンス。
 ご安心を。
「気になる場所は右首のつけ根で鎖骨真ん中あたりのくぼみ?のところ」
「体は左右対対照ではないと思いますが、左にはそのような膨らみがないので、不安」

⇒全く、不要な心配です。
 ご安心を。
「胸の方は乳腺なのか?ゴリゴリしてるものが沢山あり、とても解かりづらかった」
⇒自己検診とは…
 「解りずらい」ながら、定期的に行う事によって「自分の正常な状態」を知る事なのです。
 自己検診(胸だけでいいです)を継続することです。

「次回に先生に術後と一緒に見て頂こう」

⇒それで十分です。
 それまでは自己検診(胸だけ)を継続しましょう。
 ♯頸とか鎖骨は触る必要は全くありません。(無駄な心配をするだけです)
「今回右首つけ根でもし検診から日にちが経ってる対側の乳房?と……不安になりまして……、」
⇒変な部位を気にするのは今すぐ止めましょう。
「●マンモ2年前・エコー1年前として、こんなに早くにいきなり出るものなのでしょうか?」
⇒ありません。
 物事には順序があります。
 1年前にエコーで何もないのであれば、(現時点で)「リンパ節転移を起こすほどのシコリが有る筈がない」のです。(自己検診で十分です)
「脇の下などは腫れてないのに、初めにいきなり首のつけ根辺りが腫れると言う事はありえるのでしょうか?」
⇒絶対にありえません。
 物事には「順序」があるのです。
「●もしリンパなどが腫れるとしたらどのような形や固さなど、腫れ?やしこり?なのに決まった感じはあるのでしょうか?」
⇒全く無意味
 そんな所(腋窩や頚部など)を自己検診する必要は全くありません。
 「胸だけ」にしましょう。
「あまり心配せずに気にぜずほっておいても良いものでしょうか。」
⇒是非、それらは放っておきましょう。(忘れてください)
 月に1回程度、『胸だけ』を自己検診してください。
「少しでも乳ガンに何か関連があるとのではないかと不安」
⇒質問者の場合…
 「非浸潤癌で全摘」なのだから根治です。
 全く無駄な心配ということです。
 ご安心を。