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単発骨転移 IMRT照射後の治療について

[管理番号:8875]
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳癌、単発骨転移
症状:症状なし
投稿日:2020年9月12日

術後10年目に入った今年の4月に乳がんの骨転移がわかりました。

骨転移は原発とは反対側です。

9年前(平成23年2月)に浸潤性乳管がん(硬がん)と診断され部分切除のオペをしています。

1.8×1.7×1.5cm、PT1c、f、ly2、v0、
切除断片陰性、JBCSunclear grade
3、WHOgrade 3、センチネル0/1、
HER2(-)、ER(2+)、PgR(2+)、ki-67(20%)、ステージⅡAでした。

術後タキソールをWeeklyで4クール実施し、フェアストン40mgで今年3月まで内服治療してきました。
放射線は断端マイナスのためしないで良いとのことでしていません。

元主治医からは、この6月の処方と9月の検
診で卒業と言われたのですが、僅かな違和感と正常値内ではあるものの、右肩上がりのマーカーが気になり、転院し転移と診断されました。

転移箇所が左第5肋骨のみであることから放射線科につないで頂き、根治に準ずる治療と言うことで7月1日よりIMRT 45グレイ/15回の治療を受けました。
他の骨、臓器には画像上、転移はありません。

転移がわかった今年の4月上旬より、イブランス、レトロゾール、ランマーク、デノタスの治療が開始されています。

放射線治療が終了した翌日から、イブランス、レトロゾール、ランマークの治療が再開されています。

現在のところ、他に転移の所見がないのであれば積極的に抗がん剤治療をした方が良いのではないかと思っています。

主治医にも相談をしましたが、エピデンスがない事や抗がん剤を行うことで根治できるのであれば積極的に薦めるが、イブランスで様子を見てもよいのではないか、もしやりたいというのであればやっても良いとは思うとの事でした。

あくまでも寛解を目指して治療をしたいと考えていますが、そのためにはどうしたら良いのかアドバイス、お考えをお聞かせ頂けないでしょうか。

私は寛解を目指した積極的な治療をすることで、少しでも希望が持てるのであれば、
時期を逃さず、今しかできない事を今したいと思っています。

アドバイスをどうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「あくまでも寛解を目指して治療をしたいと考えていますが、そのためにはどうしたら良いのかアドバイス、お考えをお聞かせ頂けないでしょうか。」
⇒積極的なのであれば…

(術後補助療法としてpaclitaxelをやっているようなので)anthracyclineを3か月間行うのもいいでしょう。
 更なる積極性があれば、更にdocetaxel3か月を加えてもいいでしょう(paclitaxelでも構いませんが)

Anthracycline 3M ⇒ docetaxel 3M ⇒palbociclib+letrozole(Fulvestrantでもよい)