[管理番号:4763]
性別:女性
年齢:52歳
いつも先生の単刀直入なご回答に救われる思いで拝見しております。
2月の健診を契機に非浸潤癌が発見され、右乳房を全摘しました。
術後病理検査では、乳頭腺管癌 非浸潤癌の中に9㎜の浸潤、
pt1b(9mm),f,ly0,unclear grade2,surgical margin(-),pN0:Level1
sentine(0/1). ER100%,Pgr negative,HER2/negative,MIB-1 /20%
主治医からは「浸潤9㎜とい事を考えるとホルモン療法はしない選択肢もある。やるならノルバデックス」と言われ、
次回までに決めなければなりません。
メリットデメリットを考え、自分なりに色々調べてみましたが意思決定には至らず悩んでおります。
ホルモン療法をやるやらないで、再発率、生存率においてどの位の違いが出てくるのでしょうか。
田澤先生はどのようにお考えになりますでしょうか。
ご回答よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「「浸潤9㎜とい事を考えるとホルモン療法はしない選択肢もある。」
⇒正しいと思います。
ただ、「ホルモン療法の適応」があり、「推奨される」ことも事実です。
あくまでも(副作用などがあれば)「無理してまで、やらなくてもいい」というニュアンスです。
「ホルモン療法をやるやらないで、再発率、生存率においてどの位の違いが出てくるのでしょうか。」
⇒生存率には1%、再発率には6%の違いがでます。
「田澤先生はどのようにお考えになりますでしょうか。」
⇒担当医とスタンスは同じです。
ただ、「質問者自身に迷いがある」のであれば、「まずは初めてみて、副作用の状況を体験してみる」それから考えましょう。