［管理番号:2371］
性別:女性
年齢:45歳
田澤先生。
先週、乳癌告知を受けました。
それからというもの毎日のようにサイトを拝見させて頂いてます。
先生のご意見を賜りたく何卒よろしくお願いいたします。
右乳房下側に2cm大の腫瘍
浸潤性乳管癌（硬癌）
ER 3b（９５％）　PgR 3b (100%)　HER2 1+ Ki67LI 17.2%
リンパ節転移は無いとのことでした。
温存手術を勧められましたが、全摘希望です。
田澤先生はこの治療方針についてどう思われるでしょうか？
やはり術後のホルモン療法は必須でしょうか？
また、温存か、全摘かも迷っているところもあります。
私の場合、どちらのほうがいいのでしょうか？
お忙しいと思いますが、どうかご回答宜しくお願いいたします！
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
cT1c(20mm), cN0, luminal A
早期乳癌です。
心配有りません。
「温存手術を勧められましたが、全摘希望です。温存か、全摘かも迷っているところもあります。私の場合、どちらのほうがいいのでしょうか？田澤先生はこの治療方針についてどう思われるでしょうか？」
⇒「温存」か「全摘」かは「ご本人の価値観」で全く問題ありません。
　腫瘍が小さくて「温存可能」だとしても（術後照射や、乳房内再発のリスクなど）「温存術に不可避な事」と「乳房を失う事」のどちらに重きを置くかなのです。（これは完全な個人の価値観です）
「やはり術後のホルモン療法は必須でしょうか？」
⇒これは必須です。
　「効果（再発予防）」と「副作用」のバランスから「ホルモン療法はするべき」です。