[管理番号:4464]
性別:女性
年齢:43歳
はじめまして。
とりとめのない文章で失礼します。
しこりと痛みから、市内の診療所でマンモ・エコー・針生検を受けました。
「」内は診療所から頂いた、針生検の「所見」のペーパーを書きうつしたものです。
「乳腺CNB:核異型が比較的高度の癌細胞が、乳管内および小葉内に充実性~コメド型の増生を示しています。
さらに、間質内に小充実性の胞巣を形成し浸潤しています。
間質には中等度の慢性炎症を付随しています。
浸潤性乳管癌、充実腺管癌を最も推定します。
波及度は少なくともfです」
さて、医師からは「浸潤性乳管癌」で治療が必要だ、とは言われましたが、
それ以外の説明はなく、紹介するからと、転院先をいくつか示されました。
家族と相談し、市内にある都道府県がん診療連携拠点病院を選択しました。
書きうつした所見の意味がよくわかりませんので解説してください。
また、マンモ、エコーの画像では乳房に45ミリのしこり。
リンパ節11ミリ少しはれている。
ステージ2a、2bくらい。
と言われました。
転院する都道府県がん診療連携拠点病院でCT,MRI,骨シンチを1週間後に受けます。
これにより治療方針が決まるそうです。
率直に聞きます。
希望はありますか? 治りますか?
リンパ節がはれているというのは転移があるということでしょうか?。
2015年2月に市の無料クーポン券で保健所で受けた健診では異常なしの結果をもらっていました。
見落とされていたのでしょうか? 市の検診はあてにならないのですね。
悔しい気持ちでいっぱいです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「転院する都道府県がん診療連携拠点病院でCT,MRI,骨シンチを1週間後に受けます。」
⇒もしも、質問者が私の親戚ならば…
そんな「無駄で有害な被爆(CT,骨シンチ)は中止させる」ところです。(と、いうか、そんなセンスの病院は勧めません)
「率直に聞きます。希望はありますか? 治りますか? 」
⇒当然です。
ステージⅡ期相当が予想されるとのことですが、(大雑把に言って)「8割が根治」します。
「リンパ節がはれているというのは転移があるということでしょうか?。」
⇒11mmであれば「転移とは限らない」と思います。
「2015年2月に市の無料クーポン券で保健所で受けた健診では異常なしの結果」
「見落とされていたのでしょうか?」
⇒超音波なら、「何か所見はあった」と思いますが…
触診やマンモでは「1年前に解らなくても、何ら不思議ではない」のが実際です。
質問者様から 【質問2】
温熱療法についてなど
性別:女性
年齢:43歳
以前相談し、大変勇気づけられました。
今回は標準治療以外の質問ですがお許しください。
最近、温熱療法(ハイパーサーミア)という、保険がきく治療法があると聞きました。
近所の民間の病院でもやっているようです。
ネットなどで検索するも、効果のほどが分かりません。
田澤先生はこの温熱療法について、どのような見解をお持ちですか?
私はトリプルネガティブですので、効果がありそうなら受けてみたい気持ちがあります。
私の現状ですが、
4月に地元のがんセンターにて手術(左胸全摘と腋窩リンパ節郭清)を終え、
今月術後の抗がん剤治療(ddAC療法)を開始しました。
その後ddPTX療法、放射線治療へと進む予定です。
Dose-Denseにしたのは
第一は主治医のすすめですが、家族とも話し合って納得の上決めました。
主治医曰く「リンパ24個中1個転移があり、ステージは3Aとそこそこ進行している状態」でした。
(前回の質問ではステージ2と書きましたが、しこりが5センチを超えていました)
完治を目指して頑張ります!
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
申し訳ありませんが…
温熱療法については「特に勧めてはいませんが、自ら志願している患者さんを止めることもありません」
ご本人の納得するようにしたらいいでしょう。