[管理番号:1969]
性別:女性
年齢:42歳
5年ほど前に左胸にしこりを見つけ、マンモグラフィーと超音波で経過観察をしてきました。
2年ほど前に急に大きくなったので、違う病院で検査を受けました。
目視で胸に針を刺す細胞診を受け結果は異常なし。
それ以後はこれまでと同じようにンモグラフィーと超音波で当初の病院で経過観察。
今年は市から乳癌検診の無料券が届いたので、いつもと違う病院(開業医)でマンモグラフィーを受けました。
(経過観察をしていることは説明済。
ただし場所については伝えていない)結果は異常なしでしたが、近頃問題になっているナンシーさんの高濃度乳腺=Dense Breastの話を聞き、今年は7月に検診を受けていましたが、再度自費で超音波の健診を受けました。
結果はカテゴリ4で癌の疑いがあるとのことでした。
石灰化がみられ、血清?血栓?がみられるので、検査を勧められました。
経過観察をしている病院へ紹介状とマンモ、超音波の画像を持って行きましたが、今回の指摘は以前からのしこりで新しいしこりではないと言われました。
その先生によると
①今回の健診の先生は乳腺外科ではないから見立てが違う
②5年前に比べると小さくなってきているので、悪いものではない。
ただ、大きさは1cm以上あるのに、一度もエコーでみながら針を刺す検査をしていなかったので、昨日検査を受けました。
結果は1週間後でないとわからないのですが、開業医の先生が自信満々に説明をされ、今回の異常がよく自分でわかりましたね。
悪いものだとしても早期発見で良いですよと言われたので本当に同じしこりの指摘なのか?と気になります。
こちらは地方なので病院数も少なく、結果が異常なしとでてきたら、それを信じて良いのでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「5年前からのしこり」「2年前に急に大きくなった」ということですね。
「目視で胸に針を刺す細胞診」
⇒いまだに「目視で」行う医師がいるとは!!! 10年前ならまだしも…
当然「一般外科医」なのでしょう。
「大きさは1cm以上あるのに、一度もエコーでみながら針を刺す検査をしていなかったので、昨日検査を受けました」
⇒まずは良かったです。
あとは、「検査精度」の問題ですね。
「開業医の先生が自信満々に説明をされ、今回の異常がよく自分でわかりましたね。
悪いものだとしても早期」「結果が異常なしとでてきたら、それを信じて良いのでしょうか?」
⇒「確定診断まで、確実にもっていく」べきです。
もしも今回の「針の検査」なるものが(組織診ではなく)「細胞診」であれば「良性と言われても、決してそれで終わりにしてはいけません」
必ず「針生検での確定診断まで確認」が必要です。