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治療方法について

[管理番号:6776]
性別:女性
年齢:41歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生、はじめて質問させていただきます。

7月に右側乳房全摘手術をし、術後病理検査の結果は、
種類:乳頭腺癌(浸潤)
しこりサイズ:1.5cm
ステージ:II a
リンパ節転移 :3個
サブタイプ:ルミナールB
ホルモン受容体:+
HER2:-
ki67:30%

治療方針として、
抗がん剤(AC療法)→ホルモン療法→放射線治療と
主治医に提示されました。

本当にこの治療方法(抗がん剤の種類)でいいのでしょうか?
抗がん剤治療はした方がいいのでしょうか?
またルミナールAタイプではないのですか?
オンコタイプDXを受けた方がいいのですか?
どこで受けられますか?またいくらかかりますか?

また主治医は、時間がないからと言って、
こちらから質問した事以外は何も答えてくれません。

不安だけが増す一方で、誰にも相談出来ずに困っています。

何かいい方法があればアドバイスをお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

Ki67=30%はグレーゾーンです。
実際にOncotypeDXをすると「半数以上がlow risk」となります。
今週のコラム 145回目 その意味ではKi67≧35にこそ、OncotypeDXの真価がある。そう言っては言いすぎでしょうか?
をご参照ください)

「本当にこの治療方法(抗がん剤の種類)でいいのでしょうか?」
「抗がん剤治療はした方がいいのでしょうか?」

→(グレーゾーンなので)「抗がん剤による上乗せがあるという根拠」がありません。

「またルミナールAタイプではないのですか?」
→グレーゾーンです。

「オンコタイプDXを受けた方がいいのですか?」
→その通りです。

「どこで受けられますか?またいくらかかりますか?」
→(代理店である)SRLが(あなたの)病院と契約していれば、その病院でできます。

 病院により「契約価格が異なる」のが実情です。 一般的に40万円台となります。(保険診療ではないので幅があります)

「何かいい方法があればアドバイスをお願いします。」
→主治医にOncotypeDXをお願いしてみましょう。

 「閉経前でリンパ節転移陽性では、該当しない」と言われたら、それは誤りです。