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今後の治療について

[管理番号:6698]
性別:女性
年齢:49歳

今回初めて質問させていただきます。

今後の治療について、悩んでいます。

7月に左乳房全摘出+再建手術を受けました。

病理検査の結果
浸潤性乳管癌(硬癌)
腫瘍の大きさ: 2.0×1.0
核グレード: 2
ki-67 :33%(術前)
センチネルリンパ生検: 1/2 微小転移
ER.PgR 共に陽性
HER2 2+ DISH:陰性

術前よりタモキシフェン+リュ-プリン治療を始めています。

術後、ki-67値が5%に下がりホルモン治療が効いているのだろうとの事なのですが、
ホルモン療法と併用して、
上乗せ治療で経口の抗がん剤を考えてはどうかとお話しがありました。

ただ、おそらく効果があるだろうと言われているが、臨床試験段階の治療ではあるので…
とのことでした。

再発率を下げる為に必要なら受けるべき治療だと思うのですが、副作用や効果など不安があり、悩んでいます。

先生のお考えを聞かせていただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「上乗せ治療で経口の抗がん剤を考えてはどうかとお話」
→適応外診療です。

 カペシタビンの「術後補助療法での使用」が適応外診療なのに、乳癌診療ガイドライン2018で「弱く推奨」とされていることへの憤りについては『今週のコラム 136回目 決して適応外診療を勧めることはありません。今回のガイドラインの記載には正直、迷惑であり驚いています』に記載したとおりです。

 ★私は適応外診療は決して容認しません。(ご参考に)