[管理番号:4398]
性別:女性
年齢:36歳
右胸6ミリ浸潤がん、温存手術予定です。
36歳。
独身です。
どうしても、手術による胸の変形が心配で、ラジオ波とか重粒子線とか考えましたが、主治医からは、
『ラジオ波は痩せてる人がするとしこりが残るから却下』と言われました。
『重粒子線は、これからのものだけど、まだエビデンスが明らかになっていないから却下』と。
『手術では、腫瘤を含めて4cm切り取る』と言われました。
主治医は、『変形は仕方ないだいぶ変わるよ、痛みも一生ある』と言われショックで堪りません。
先生の手術では変形はだいぶあるのでしょうか。
痛みは一生ですか!?
そして、放射線を躊躇してることを伝えたら、『針生検でがんが飛び散っているから放射線をしないと再発する』と言われました。
当県にはトモセラピーなどはありません。
確かに、針生検をしたところが痛かったり、痒かったりしてまして、新たなしこりができてます。
生検後時間も経過しているので心配でたまりません。
エコーから4か月経ち、診断から2カ月経っています。
とても混んでまして1カ月後に手術予定です。
術前検査では、CT2回(全身、胸部腹部)、MRI2回(全身、胸部)、エコー、マンモグラフィー、petを受けました。
petは、被曝が嫌で何度も断りましたが受けました。
ホルモン治療についても、私は子宮筋腫が何個もあり、母を子宮体がんで亡くしているので躊躇していたら、『なんでもかんでも嫌がって命と身体とどっちが大事なの。
子どもを産めなくてもこれからの人生の方が長いんだ命の方が大事だろ。我儘だな』と言われました。
子どもを産めないのは辛いです。
命も大事ですが、女性としての身体や
役割を大事にすることはこれからの人生にとても重要なことだと思います。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
これは酷い!
何度でも言います。余りにも酷い!
36歳の女性でしかも「6mm」の乳癌で「CTやPET」をしかも「ご本人が拒否しても」撮影するとは!!
このようなセンスの乳腺外科医と同じ国に住んでいる事自体「戦慄」をおぼえます。
「CT2回(全身、胸部腹部)、MRI2回(全身、胸部)、エコー、マンモグラフィー、petを受けました」
⇒全く馬鹿げています。
私だったら「1秒の迷いも無く」転院します。(医師というより、人間としてのセンスを全く感じません)
○妊娠出産は「再発リスクに影響しない」ことが解っているし、そもそも「これだけの早期乳癌」ではホルモン療法そのものの効果も限定的(無治療とそれ程変わらない)だと思います。
勿論、手術してみないと「最終的な病理診断」とならないのですが、「ホルモン療法は妊娠出産の後」で全く差し支えないでしょう。
ただし、決して「ラジオ波や凍結療法」などへ逃げてはいけません(それこそ一生後悔します)
この手の早期癌では「局所療法こそ、最大の治療」となります。
手術で90%は決まるのです。