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治療法について

[管理番号:3474]
性別:女性
年齢:41才
いつも興味深く読ませて頂いています。
私は、2月に乳癌の診断を受け、4月下旬に右皮下乳腺全摘+リンパ郭清+エキスパンダー再建しました。
病理結果は、以下の通りです。
リンパ節転移 1/16  腫瘍経 15×14㎜
浸潤性乳菅癌  広がり40㎜ 脂肪織
核グレード 2 脈菅侵襲 リンパ少数あ
り 静脈なし  ER16.03% PgR
89.81%
Ki67 0.39%  ルミナールB
医師より、抗がん剤+ホルモン療法をすすめられました。
術後の傷が化膿して、抗がん剤が始められない中、6月中旬に、エキスパンダーの水入れ後に高熱が出て、エキスパンダーの周りに膿が溜まりエキスパンダーを摘出しました。
何故、2ヶ月たってこのようになったかは分からないそうです。
その後、7月下旬から抗がん剤TCを始めましたが、8月上旬より高熱が出て、右胸に膿が溜まり、胸にドレーンを入れ膿をだしました。
CTで見たところ、肋骨の軟骨に菌があり軟骨が薄くなっているとの事でした。
そこで、先生より以下の提案をされたのですが、悩んでおります。
田澤先生でしたら、どの方法をおすすめしますか?
①胸にドレーンを入れ膿を出しながら、抗がん剤をやってしまう。
その後、手術で菌のある軟骨を削る手術をする。
菌が血液に入ると大変な事になるかも…
②来月、軟骨を削る手術をして、落ち着いたら、抗がん剤を再開する。
完全にとれるか分からない。
また、抗がん剤すると出る可能性もある。
③抗がん剤をやらず、ホルモン療法を10年する。
手術をしても、菌を取りきれるかは分からない、また抗がん剤すると菌が悪さをするかも…と言われるとホルモン療法だけでとも思うのですが、乳癌の再発リスクも減らしたい気持ちもあり悩んでます。
お忙しい中申し訳ありませんが、ご意見お聞かせ下さい。
また、先生にセカンドオピニオン受けて頂けるでしょうか?
形成外科の先生には、早く手術した方が良いから、早く手術の予約をいれましょうと言われています。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者には大変お気の毒な状況と思います。
乳腺の手術で化膿することはめったに無い事だし、エキスパンダーを抜去しても炎症が治まらないというのは、正直想像できないことです。
「乳癌術後に、感染のために再手術(しかも軟骨膜を削る?)など、全く経験がありません。
その「軟骨を削る手術」なるものが本当に必要なのでしょうか?
私にはちょっと想像できません。
普通に考えれば、「炎症の元凶」さえ取り除けば「急速に改善」してくることが期待できます。
 
少なくとも「ドレーンを入れた」のであれば、「きちんとドレナージをして、場合によっては洗浄する」ことで改善しそうなものです。
○乳癌術後に骨膜炎が起こるなど、どう考えても腑に落ちません。
「田澤先生でしたら、どの方法をおすすめしますか?」
⇒どれもお勧めしません。
 どんな状況なのか、必ずしも「状況の深刻さが想像できない」のですが、「軟骨を削る手術」など必要か?と疑問に思います。
 「洗浄、ドレナージ」では駄目なのでしょうか?
「また抗がん剤すると菌が悪さをするかも」
⇒そもそも「抗がん剤が本当に必要なのか?」この際、OncotypeDXで調べてみることをお勧めします。
 Ki67=39%であれば、「high riskでない=抗がん剤の上乗せがない」可能性もあります。
 もしも「low やintermediate risk」であれば、(そもそも)抗癌剤(によって炎症が再燃するという)心配をする必要が無いし、逆に「high risk」となれば『きちんと抗ガン剤すべき』と、迷いが無くなるからです。
「先生にセカンドオピニオン受けて頂けるでしょうか?」
⇒可能ですが…
 むしろ「やるべき」は①炎症を改善させる(ドレナージ&洗浄)
 ②本当に抗ガン剤が必要なのか?(Oncotype DX)
 ではないかと思います。
    
 ○その結果、やはり「迷う」場合には再度ご相談ください。

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