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今後の治療について

[管理番号:3398]
性別:女性
年齢:40歳
はじめて質問させていただきます。
相談お願いします。
6月中旬に自分でしこりを見つけ色々な検査ののち7月下旬に温存+センチネルの手術
を終え病理結果がでました。
病理診断
Scirrhous carcinoma of the right breast, Bp+SLNB. Locus C(1.3×1× 1cm), f ly1, v0, LN[0/3]
所見
49.9g 6.5×6.5×1.9cmの検体。
皮膚は4×2cm。
切除断端から2cmの位置に1.3×1×1cmの腫瘤が見られる。
Caは♯15,17で見られ、腫瘍細胞は間質にばらばらと浸潤し、脂肪織にまで浸潤して
いる。
軽度のリンパ管侵襲が見られる。
Ductal spreadは軽度である。
腫瘍細胞の核異型スコアは2,核
分裂像スコアは1,核グレードは1である。
軽度の乳腺症の変化も見られる。
♯1 Frozen No.1の残(切除断端):Ca(-)
♯2 2 :Ca(-)
♯3 3 :Ca(-)
♯4 4 :Ca(-)
♯5 5 :Ca(-)
♯6 6(センチネルリンパ節) :0/1
♯7 センチネルリンパ節の残:0/2. LN 計 0/3.
[免疫染色の結果]
ER:20%陽性。
PgR:陰性。
HER-2:1+. Ki-67: 10%陽性。
質問
1. 間質にばらばらと浸潤とはよくないことなのでしょうか?
2. 所見の脂肪織にまで浸潤とは悪い意味ですか?
3. リンパ管侵襲がありますが今後リンパに転移する可能性が高いですか?
4. Ductal spread軽度とは何ですか?
5. 軽度の乳腺症の変化とはこれも今後乳がんになる可能性がありますか?
6. ♯1~♯7 Ca(-)の意味は何ですか?
7. 私のかかった病院では術前針生検ではなく(穿刺吸引細胞診とかいてありまし
た。)それで
も術前、免疫染色だけは結果がでていました。
(細胞診だけでわかるものなのでしょうか?)
8. その結果は病理結果と同じでしたが、どうしてもひっかかるのはER:20%と
PgR:陰性ということです。
そして結果グレード1、Ki-67:10%ですが、このサイトを見ていると、たまに術前データと病理結果が大きく変わってる方などいらっしゃいますが私の場合は術前データがないのでこれを信じるしかないのですよね?
主治医の先生は、1.放射線治療  2.タモキシフェン10年+若いのでタモキシフェン
だけでは生理が完全にとまらないかもしれないのでリュープリン注射を2~5年と言われました。
「20%しかホルモンないですけど大丈夫ですか?抗がん剤はいらないのですか?」と聞いたら
Ki-67が10%
なのであまり効果がないと思いますと言われました。
ER20%というのは本当にホルモン療法だけで大丈夫なのでしょうか?
できれば
ホルモン+リュープリン
ホルモン+リュープリン+抗がん剤を使った時の再発率、生存率を教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
色々長い質問すみません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1c(13mm), pN0, luminalA
十分な早期乳癌です。
何も悩む必要はありません。
「1. 間質にばらばらと浸潤とはよくないことなのでしょうか?」
⇒浸潤癌なので「普通のこと」です。
「2. 所見の脂肪織にまで浸潤とは悪い意味ですか?」
⇒浸潤癌の殆どは「脂肪織浸潤」となります。
 何も悪い事はありません。
「3. リンパ管侵襲がありますが今後リンパに転移する可能性が高いですか?」
⇒無関係です。
「4. Ductal spread軽度とは何ですか?」
⇒「乳管内進展(癌は乳管に発生して乳管沿いに延びる性質がある)」が軽度(あま
り乳管沿いに拡がっていない)ということです。
「5. 軽度の乳腺症の変化とはこれも今後乳がんになる可能性がありますか?」
⇒ありません。
 乳腺症と乳癌は無関係です。
「6. ♯1~♯7 Ca(-)の意味は何ですか?」
⇒♯1から5は「切除断端の(迅速)凍結標本」に癌が無い=「断端陰性」を示しています。
 ♯6,7は「センチネルリンパ節に転移がない」ことをし召しています。
 ○Ca(-)とは、その標本に癌(carcinomaをCaと略しています)が無いという意味です。
「7. (細胞診だけでわかるものなのでしょうか?)」
⇒細胞診で行う事はありません。
 が… セルブロック(塊にして)を染色したかもしれません。
「私の場合は術前データがないのでこれを信じるしかないのですよね?」
⇒その通りです。
「タモキシフェンだけでは生理が完全にとまらないかもしれない」
⇒そもそも、ここが誤りです。
 タモキシフェンに「生理を止める=卵巣への直接作用」は、そもそもありません。
「リュープリン注射を2~5年と言われました。」
⇒LH-RHagonistが本当に必要なのか?
 ASCOの新しい(2016)ガイドラインでは(質問者のような早期では)「適応外」となります。
「ER20%というのは本当にホルモン療法だけで大丈夫なのでしょうか?」
⇒染色の問題も有りそうです。
 どうしても不安ならばOncotypeDXをすべきです。
「できればホルモン+リュープリンホルモン+リュープリン+抗がん剤を使った時の再発率、生存率を教えていただきたいです。」
⇒申し訳ありませんが…
 現在Adjuvant.comに繋がらない状況です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

2回目の質問は1週間あけてからということですが、今日病院に行く前にもう一度だけスミマセン?
先日の質問で先生が染色の問題もありそう、どうしても悩むならオンコタイプをしてみては?と
いうことでしたが、した結果もしかしたら全て陰性になってトリネガになることもあるというこ
とでしょうか?
それとも、もっとホルモン容体があるかもしれないということでしょうか?
ホルモン容体が低くてホルモン療法もあまりきかない、増殖率も低くて抗がん剤もあまりきかな
い、と思うと再発がとても不安です。
アジュバントオンラインが起動してないのは重々承知なのですが、先生の数々の経験上、私のようなホルモン不完全タイプの予後は悪くないんでしょうか?
短期間での質問申し訳ありませんがよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「結果もしかしたら全て陰性になってトリネガになることもあるということでしょうか?」
⇒それはありません。
 トリプルネガティブなのに「免疫染色が陽性(しかも20%)」は絶対にありえません。
「それとも、もっとホルモン容体があるかもしれないということでしょうか?」
⇒エストロゲンの陽性の度合いも解りますが…
 それよりも「ホルモン療法で十分(化学療法による上乗せが無い)」でることがわかります。
「先生の数々の経験上、私のようなホルモン不完全タイプの予後は悪くないんでしょうか?」
⇒関係ありません。
 十分陽性なのだと思います。(実際は免疫染色の染色の劣化などを疑います)
 
 

 

質問者様から 【質問3】

おはようございます。
先日は質問に答えて頂いてありがとうございました。
今、放射線の予約待ちです。
アジュバントオンラインが復活したということで、先日お聞きしたかったホルモン療
法のみの再発、生存率を教えていただけないでしょうか?
抗がん剤の上乗せはあまりないとのことですが、一応上乗せ率もよろしくお願いします。
病理結果
腫瘍1.3×1×1cm f ly1 v0
リンパ転移なし グレード1
ER:20% PgR:陰性 HER-2:陰性Ki67-10%
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
pT1c(13mm), pN0, luminalA, NG1
「アジュバントオンラインが復活したということで、先日お聞きしたかったホルモン療法のみの再発、生存率を教えていただけないでしょうか?抗がん剤の上乗せはあまりないとのことですが、一応上乗せ率もよろしくお願いします。」

再発率 10年生存率
ホルモン療法のみ 10% 96%
ホルモン療法+抗ガン剤 6% 97%
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