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アポクリン癌 トリプルネガティブ 全摘後の抗がん剤を受けるかどうかについて

[管理番号:8490]
性別:女性
年齢:64歳
病名:乳がん トリプルネガティブ アポクリン癌
症状:胸のしこり
投稿日:2020年4月30日

こんにちは。

母が3ヶ月前に左乳房の癌を全摘しました。

病理検査の結果、トリプルネガティブ、アポクリン癌との診断でステージ1、グレード2、ki-61は25%でした。

腫瘍は1.8cm×1.6cm リンパ節転移なし 手術前の検査では全身転移もなしとの事です。

主治医には術後の全身治療として、抗がん剤のAC療法又はTC療法(治験で白血球を上げる薬を使いながら)を勧めていただいております。

母は田澤先生の記事を拝見させて頂き、アポクリン癌は予後良好だから抗がん剤はしたくないとの事です。

私としては腫瘍の大きさやグレード、ki-67が25%との事から抗がん剤をしないで再発や転移をしてしまう確率が上がってしまう事がとても心配です。

先生でしたら、私の母のような症例では抗がん剤を勧めますでしょうか?
宜しくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「先生でしたら、私の母のような症例では抗がん剤を勧めますでしょうか?」
⇒ガイドライン上は…

 (アポクリン癌でも)サブタイプに応じた治療が推奨されます。
 但し、私個人的にはKi67=1桁となると、さすがに不要としています。

 ★質問者の場合にはKi67=25%だから(やはり)抗がん剤の話はします。
  ただ、早期だから(本人が望まない場合には)強くは勧めません。