OneTeam コメント
江戸川病院乳腺センター長 田澤篤 さん 199件
2022-09-12 08:59:06 掲示板 2022年9月11日~9月17日
たつのおとしごさん、こんにちは。
「耳」も気にしなくてはいけないなんて…
水泳って、やっぱりいろいろ大変そうですね。
私がトライアスロンに(気持ち的に)一番近づいた?のは研修医でフルマラソン走った時。
同僚?看護師の友人である消防士がバリバリのトライアスロン選手。彼からの一言
『マラソンの次はトライアスロンだろ?』
当時は真剣に考えましたが、結局(忙しさにかまけて?)やらず終い。
今でも(水泳好きで有名な)村上春樹作品で、主人公が(当然のように)日常的に泳いでいるのに引け目を感じます。
ランニングは距離を増やした後は、懸念である膝が今一つだったのですが、終わった後にキチンと氷嚢でクーリングするようになってから快調です!
上手に泳げるって、とても羨ましい。いつまでも続けられるといいですね。
2022-09-03 08:11:10 掲示板 2022年8月28日~9月3日
沖縄に台風が直撃しそうな、この週末。
今日の午後、天気予報通りここ東京は晴れて欲しいなぁ。
そんな思いで、今朝もQAの回答をしていました。
そして、またpassionが沸き起こったのです。
そこには「ある伏線」が存在していたかもしれません。
その「伏線」とは…
皆さん、今週のコラム354回目を再読してみてください。この「Q&A 2022年08月09日3 左乳房にしこりと痛みと熱。左腋窩リンパ節にしこり。リンパ節転移の疑いとされています。 35歳女性(今週のコラム354回 )」をちょうど市川で診察したばかりだったのです。 予定通りMMTEしたわけですが、やはり(私からみれば)何の変哲もない「肉芽腫性乳腺炎」でした。
あー、世の中の乳腺外科医が「肉芽腫性乳腺炎」を知っていれば、こんな悲劇は起こらないのに! (つい、その患者さんに、そんな愚痴を吐き出していたのです。MMTEの圧迫止血の時間に)
そして、今朝です。
「Q&A 2022年09月02日3 胸の大きなしこりと赤み、痛みについて。」がありました。
(以下、全文 いずれQAに掲載されますが…)
***
病名:嚢胞内乳がん疑い、炎症性乳がん疑い
症状:右胸のしこり、乳首周辺の赤み、乳房痛、乳頭からの黄色い分泌液
投稿日:2022年9月2日
ご多忙の中、このような質問の機会を与えていただき、ありがとうございます。
質問させてください。
35歳女性です。授乳は4年ほど前に終わっています。子供は一人です。
今年の4月半ば頃から右胸に違和感がありました。
その後、固くなってきて、現時点で乳首下辺りから上に向かって大きなしこりになっていす。たまにピリピリというかずきっと痛みを感じます。
生理前後で痛みと大きさが多少変動していたので、あまり気にしていませんでしたが、6月末に受けた健康診断でマンモグラフィー、エコー共にD2要精密検査とでました。
そして先週の木曜日にやっと総合病院の乳腺外科へかかり再度マンモグラフィーとエコーに加え、触診の後針生検をしてもらいました。
針を入れた時、腫瘍から透明の液体が漏れ出たようで、看護師さんと先生が慌てて拭いていました。
検査結果は2週間後、ご家族の方と一緒にきてくださいと先生に言われてしまい、絶望しました。
その日の針生検後から右胸全体が腫れ出し、腫瘍がない箇所の赤みが出てきたので翌日再度受診しました。
針生検箇所からの炎症ではないが、血液検査の結果微量の炎症反応が出たので抗生剤を処方しますと言われ7日間服用しました。
服用2日目から腫れは治まったのですが、飲み切る本日時点でも赤みは強くなる一方で範囲も少しずつ広がってきています。それまではなかったのですが、乳首から透明な黄色い分泌液が出ました。
そこで炎症性乳がんを疑い、再度病院にかかりました。
担当医は典型的な炎症性乳がんの所見ではないけど、確かにエコーで見ると赤い部分は浮腫んでいるとおっしゃってました。毛穴も開いた感じがあります。
右脇に違和感を感じていたのでそちらも診ていただきましたら、そこは特に何もないとの診断でした。
その診察の際、電子カルテに嚢胞内癌疑いと記入してあるのが目に入りました。
それでも不安に思い、本日他の乳腺クリニックに行ったところ、エコー検査をしていただき、80%の確率で乳がんだろうと診断を受けました。
腫瘍はかなり大きいので、これ全てが癌だとすると遠隔転移してなくてもステージ3以上、もしかしたら腫瘍の中に小さい癌があるのかもしれない(しこりの中心部に血液反応がでてる)けどそれも結果次第とのことでした。
右脇も診ていたどきましたら、リンパに2箇所ほど少し炎症があるけどそんなに気にならないと言われました。
リンパに何もないなら、遠隔転移はしていないですか?と聞きましたらそうとも限らないと言われてしまいショックでした。
①炎症性乳がんの可能性
②骨や他の臓器への遠隔転移の可能性(5日ほど前から腰が痛いです。)
③そもそも癌ではなく他の病気の可能性
を伺いたいです。
長々と失礼いたしました。
子供もまだ小さく、診断後から眠れない日が続いており精神的に参っております。
ただいま関西に住んでおりますが、そちらに伺えば田澤先生に診ていただくことは可能でしょうか?
お忙しい中大変だとは思いますが、是非ご返信お願いいたします。
***
どうでしょう?乳プラheavey readerである皆様であれば、「典型的な、あれじゃない?」みたいな回答が導けるのでは?
★ 私も回答したので、近日中(管理者の予定次第ですが)にQAとして掲載されます。
管理番号10559 胸の大きなしこりと赤み、痛みについて。
私のpassion 無知な乳腺外科医に対して一言!
『あなたの「その無知」のお陰で、どれだけの患者さんが「無用な不安」と「無駄な治療」で苦しんでいるのか!』
それを学ぶ「場」があればいいのですが…
いかんせん、それを教える立場の医師自身が無知ときている・ 救いがない。
2022-08-29 13:58:45 掲示板 2022年8月28日~9月3日
施主
今朝、水曜日のワンモーニングを聴きながら走っていて(無論、ラジコです)
建築関係のリスナーからの投稿を読んでいた「あ〇お」さんの口から「せしゅ」
一瞬「あれっ? ’せぬし’ではなくて’せしゅ’だったかな?」今一つ自信がない。 先ほどネットで確認「せしゅ」でした!
言い訳ですが… (言いにくい言葉だとは承知していますが)「せしゅ」がたどたどしい言い方だったので(元、アナウンサーなのに… ちょっと厳しすぎるかな? 反省)
2022-07-04 08:09:33 掲示板 2022年7月3日~7月9日
「Q&A 2022年07月01日3 母の治療について」を回答していて…
またか!!
月曜日の爽やかな気分が見事に吹っ飛びました!
(以下、抜粋)
主治医から、ホルモン療法+タキサン系のTC療法か、S-1という経口剤を1年間内服するという治療方針が提示されました。
この主治医はどういうつもりなのか??
(以下、TS-1添付文章から抜粋)
4. 効能又は効果
胃癌、結腸・直腸癌、頭頸部癌、非小細胞肺癌、手術不能又は再発乳癌、膵癌、胆道癌
その主治医に「適応外診療」という概念が無いのか?それとも「本当に無知」なのか?
皆さんどう思います?
週初めから気分の悪い投稿、すみません。
2022-06-20 09:03:01 掲示板 2022年6月19日~6月25日
(昨日)今週のコラム 346回目を掲載して…
1.診断がまともにできない(針生検しても、その結果に100%確信がもてない。故に無駄な経過観察となる)
2.リンパ節転移があると手術が大変だから、(患者さんの為ではなく)自分のために「術前抗ガンを強要」する。
3.レベル3リンパ節(鎖骨下リンパ節)の手術ができない。(実際には見学したことさえない)
★上記のような医療機関が世間的に『頼れる「乳腺センター」 診断からメンタルケアにいたるまで、包括的な乳癌治療を施す』と、言われている実態!
この乳がんプラザの場だけでも、そんな現状に一石を与えたいのです!
全国の困っている患者さんへ届け―!
2022-05-23 08:35:34 掲示板 2022年5月22日~28日(Q&A10285、10286について田澤先生からコメントあり)
『Q&A 10286 乳がん再発転移』を回答していて…
何故か? 今朝、立て続けに2つ目の投稿となりました。
これに関しては、「今週のコラム 342回目」の内容とも(本質的に)重なることなので、是非「今週のコラム 343回目」として(その際には)詳細しますが…
今回は、その「さわり」となります。
Qの内容から推測するに、「胸骨傍及び鎖骨(上、または下)リンパ節再発」のようです。
文面からは所謂血行性転移(骨や肺、肝など)は無いと理解しています。
『主治医の先生は手術をしてもまた、でてくるのでということで、こ今週より、抗がん剤治療に入ります。やはりこの方法がベストでしょうか。延命しかないのですか。』
⇒この文章から私が読み取ったのは…
主治医は
1.局所治療の重要性に気が付いていない
2.血行性転移と同様に「全身療法しかない」と考えている
3.リンパ節再発に対する成功体験(根治したのでは?)が(おそらく)無い
★規約上、リンパ節転移(再発)は「腋窩、鎖骨下、鎖骨上、胸骨傍」はN3として(それ以外)「縦隔など」はM1として区別されています。
つまり(文面から判断すると)質問者はN3であってM1ではないようです。
しかし、主治医は(N3もM1も)区別なく「全身療法で延命を図るしかありませんよ」と質問者に説明しているようです。(無論、正確な説明内容は不明ですが)
私が江戸川に来て4月で丸八年経ちました。
症例数以上に、このQAのお陰?で(例外的な症例を、通常の乳腺外科医の10倍以上~100倍?)高頻度に治療することとなりました。
それがもたらした経験は、
実に数多くの「成功体験」をもたらしたのです。
その一つが「今週のコラム 342回目」で記載したように『これって、手術できるんだ!!』であり、もう一つが今回の『リンパ節再発が(根治を保証することは無論できないが)根治の可能性を十分に秘めている』という成功体験なのです。
このQAの主治医の経験数がどの程度かは無論知りませんが、私のような経験は(当たり前ですが)期待しようがありません。
この患者さんが(このまま)局所治療せずに「全身治療」だけ行い(抗がん剤は副作用があるので無論「永遠」にはできないので)そのうちに「局所のリンパ節が再増大、節外浸潤」などとなる可能性はあります。(其れこそ主治医の言う「根治ではなく延命という所以」です)
もしくは、きちんとした局所治療(内容はQA参照)をすることで(保証は無論できませんが)「根治の可能性を勝ち取る」選択もあるわけです。
★後者の存在を知らない(少なくとも経験的に実感していない)主治医が(それを)提案しないのは無理のないことでしょう。
ただ、このQAをやっていることで獲得した収穫は、この乳がんプラザの場で還元しよう! その思いが「今週のコラム 342回目」そして(次回の)343回目に繋がるのです。
2022-05-23 07:49:06 掲示板 2022年5月22日~28日(Q&A10285、10286について田澤先生からコメントあり)
『Q&A 10285 乳がん』を回答していて…
(結局、乳癌だった)患者さんが、「このシコリ、乳癌ではないですか?」と受診した際に、そのクリニックの医師は、『粉瘤だから大丈夫。(おそらく「念のために」というニュアンスで)だけど半年後に検査に来てね。』とコメント。
で、結局(粉瘤という診断は誤りであり)「乳癌だった」という、(私から見れば)呆れ果てる結果だった。
皆さん、冷静になって考えてみてください。
もしもご自分の身に、こんなことが起こったら…
(世の中、皆さんのように?)皆がgentleとは限りません。
ご本人、もしくはご主人(知り合い、親戚)が憤慨して『あの時は誤診か?訴えてやる!(上島さん、ご冥福をお祈りいたします)』と、なるかもしれませんよね?
そう思いながら、その医師の一言『半年後に検査に来てね。』に注目すると…
★裁判でないにしろ、(怒り狂ったご主人に対して)『その時点で乳がんと診断しきれなかったことはお詫びしますが、乳癌を完全に否定したわけではないことは(私の)「半年後に検査に来てください」でご理解ください』と抗弁できるのです。
粉瘤という診断に100%自信があれば「半年後に検査に来てください」など、全く無意味なコメントであり、私だったら『100%粉瘤、乳癌ではありません。ご安心を』で診察は終わりです。決して「半年後に…」みたいな無意味なコメントはしません。
腫瘍を細胞診なり、組織診して良性と出ても「100%確定診断です。ご安心を。」と言って、もしも(今回の粉瘤の件のように)半年後に「実際は癌だったら…」
このQandAに頻出する(組織診で良性なのに)「念のために半年後に来てください」という情けない医師の真意ここにあり!ですね。
もしも、後日「実は癌だったとなったら…」
それらの医師の頭の中には、そんな心配で一杯で(それを解消するために)必ずコメントの最後に「念のため半年」となるのでしょう。
★自分の保身のためではなく、患者さんのため(つまり、この場で100%確定診断つけるのが自分の当然の役目)という自覚があれば、そんな「念のため…」というセリフは無用なのです。
皆さんが、どこかを受診したさいに『念のため〇か月後…』と言わない医師に巡り合うことを切に願います。
2022-04-23 07:50:10 掲示板 2022年4月23日(土)
今日は(ここ東京は)午前中を中心に晴れるようです!(ただ夕方以降は…)無事に屋上に出れますように…
本日、掲示板にコメントしたのは「あるあるQ]で掲載したことについてです。(強いパッションを感じたので…)
「縦隔リンパ節腫大(転移疑い)」この判断は非常にリスキーです!
本来(普通に)治療されるべき人が、「遠隔転移だから、一生抗がん剤ね!」みたいな誤った治療に引っ張り込まれる可能性を感じて(正直)土曜の朝から身震いしたのは花粉症のせいではないでしょう。
〇あるあるQにも記載しましたが、実際に画像を見ていないので、どうしても「抽象的な書き方」となるのは致し方がありません。(つまり質問者は実際に「縦隔リンパ節転移を強く疑うべき」所見である可能性はあるのです)
ただ、メール内容に引っかかったのは主治医が「縦隔リンパ節腫大」を本当に理解していないのでは?と疑問を(文面からは)感じたのです。
もしも「PETで取り込みがあったから、(それだけで)縦隔リンパ節転移と判断し、手術もせずに適当な薬物療法ね」となったら…
医師も(勿論)人間、miss judgeがあることは(この掲示板を覗いたことがある人には)重々解るとは思いますが、そうでない一般の人?にとっては、「医師=(基本)信用すべき」なのでしょうから…
2022-04-15 08:59:42 YouTube「乳頭分泌」 ☆動画へのコメントはこちら☆
皆さん、こんにちは。田澤です。
早速コメントを寄せて頂きありがとうございます。
概ね「好意的?」な感想にホッとしながらも、身の引き締まる思い?です。
私が「乳頭分泌」にパッションを感じるのは、主として乳頭分泌に対する誤った理解が多くの患者さん(もしくは「患者さん予備軍」)を無駄に心配させている事実があるからです。
「主として」と記載しましたが、実は「それと同じくらい」当院を「乳頭分泌を主訴として受診された方からお聞きした」前医での診療内容にパッションを感じています。
明らかに多孔性なのに、患者さん(皆さん口を揃えて)前医では「分泌液の細胞診をした。」とか「MRIを撮影した」とか、「診断はつかないけど、(癌かもしれないから)経過観察だよ」などと言われている!のです。
乳頭分泌を(全く)理解していない(そもそも乳管造影にしろ乳管腺葉区域切除にしろ、「見たこともやったこともない!」)乳腺外科医がいることに「もっと」パッションを感じるのです。
2022-09-30 08:01:47 掲示板 2022年9月25日~10月1日
火水木と3日続いた「外来」も終わり、この空のように「晴れて」手術です!
患者さんの「小さな」しこりをエコーで見てから、「ココだな」と触診しても(触診では)全くわからない。
『我々は、(エコーで)ここだと意識すれば、何となく触診で「なるほど、これか」と認識できるものですが、あなたのシコリは、場所が解っていても全く触知できません。』
『そうなんです。クリニックでは解らずにがんセンターで診断してもらいました』
そんな会話をしながら、この程度の所見だと生検もせずに無意味に経過観察となって、「もっと育ててから」癌と診断されるケースも多いのだなー。
と、考え…
更に、この大きさだと「生検しても平気で外す」医師も多いことに思いを馳せて、(せっかくの天気が)モヤモヤしたものに感じたのでした。
あぁ、何とかならないかなぁー。世の中不公平ですね。(愚痴です)