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化学療法前のリンパ節の評価と術後の評価

[管理番号:1154]
性別:女性
年齢:52歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:1141「リンパ節郭清について

 
 
田澤先生、こんにちは。
早急にご回答を下さりありがとうございます。
ここに来て、やはり手術を先行するべきだったと
後悔しています。
もし画像上の判断が正しかったとして、元々14個転移があったとしたら、
他臓器にも転移を起こしやすいということになるのでしょうか。
先生は、再発高リスクではないと言って下さり、いつかは不安にならない日がきます
と励まして下さりましたが、やはり毎日恐いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者に少々、勘違いをさせてしまったようで申し訳ありません。
「元々14個転移があった」ということはあり得ません。
 前回の私のコメント『術前抗がん剤前に「転移があると(画像上)判断した部位」
は手術では「必ず郭清しなくてはならない」』が勘違いをさせたのだと思われます。
○リンパ節郭清は「リンパ節1つ1つを、これは転移が有りそうとか無さそう」など
と判断している訳ではないのです。
 つまり化学療法前の画像診断で「レベルⅠ(という範囲)に転移がありそう」とな
ると、手術の際には「レベルⅠ全体」を郭清することになるのです。
 決して(術前画像診断で)「14個のリンパ節に転移を疑う」として(手術時に)
「その14個を1個1個選んで郭清した訳では無い」のです。
 ★実際は「レベル1に1個疑わしい」と判断していれば、(手術の際には)「レベ
ル1全部(それが14個だったのです)を郭清」したのです。

回答

「画像上の判断が正しかったとして、元々14個転移があったとしたら、他臓器にも転
移を起こしやすいということになるのでしょうか」
⇒冒頭で示したように14個転移があった筈がありません。
 (担当医に聞いてみるといいです)
 実際に郭清して「転移無」なのだから「せいぜい1~2個だった」と思います。