[管理番号:12938]
性別:女性
年齢:69歳
病名:浸潤性小葉ガン
症状:
投稿日:2025年07月29日
はじめまして。
今年3月末に右乳房に浸潤性小葉ガンの診断を受けて以来、こちらで勉強させていただいています。よろしくお願いいたします。
針生検結果
浸潤性小葉ガン
10mm大 ステージ1
ER 弱陽性
PgR 陰性
Her2 陰性
ルミナールBタイプ
グレード1
Ki67 10% でした。
7/(中旬)に温存手術をし、本日、病理検査結果を聞いてきました。
病理検査結果
浸潤径12mm
ステージ1
ER 1%
PgR 0%
Her2 1+
センチネルリンパ 0/2
脈管侵襲 無し
断端 陰性
核グレード3
Ki67 25~35%
術前と変わったのはグレードとki67で、自分としてはトリプルネガティブ寄りのルミナールBの印象です。
術前からオンコタイプ検査をお願いしていたこともあり、ホルモン受容体がギリギリですが、ダメ元で再度、先生にオンコタイプ検査をお願いしました。
術後治療について、先生はオンコタイプの結果が出てから、抗がん剤→放射線治療でいいと仰ったのですが、小葉ガンということもあり、自分なりに考えて、先に放射線をお願いしました。先生曰く、放射線の途中でオンコタイプの結果が出ると思うし、普通は抗がん剤が先と仰りながらも引き受けて頂きました。
質問の内容です。
①術後治療で、先に放射線をすることで抗がん剤開始が遅くなる以外に、デメリットはあるでしょうか?また、効果的な抗がん剤治療は術後、2~3ヶ月以内が推奨されていますが、治療の開始リミットはいつでしょうか?
私の場合、癌の悪性度が高く、進行が早いタイプの癌とわかったこともあり、素人考えでお願いしましたが、本当によかったのか、帰ってきてから迷いがでてきました。
②私のようなケースでは、オンコタイプの結果は高リスクとなることが多いのでしょうか?
Q&Aで似たような質問がないか見たつもりですが、既出であれば申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
放射線の途中でオンコタイプの結果が出ると思うし、普通は抗がん剤が先と仰りながらも引き受けて頂きました。
⇒正しい考え方です。
質問の内容です。
①術後治療で、先に放射線をすることで抗がん剤開始が遅くなる以外に、デメリットはあるでしょうか?また、効果的な抗がん剤治療は術後、2~3ヶ月以内が推奨されていますが、治療の開始リミットはいつでしょうか?
⇒実質、全く影響は無いと思います。
抗癌剤は半年でも遅くはありません。
②私のようなケースでは、オンコタイプの結果は高リスクとなることが多いのでしょうか?
⇒もともとPgR陰性ではhigh riskの可能性が高くなりますが、ERも弱陽性であれば、その可能性はより高いでしょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/14
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