[管理番号:12905]
性別:女性
年齢:48
病名:浸潤がん 管状がん
症状:
投稿日:2025年07月18日
乳がん検診にて線維腫で良性だろう→細胞診クラス3→生検(バネ式)となりました
貰った説明用紙には…
浸潤がん(管状がん)
大きさ6ミリ
ホルモン感受性+
HER2±
核異型度1
核分裂度<5%
エコーでリンパ腫れはなし
PET結果まち
次回MRI
診断した医師からは「管状がんという稀ながん」
治療する医師からは「よくあるがん」です
との見解の違いがあります
診断以降このプラザで勉強していますが、素人なので妙な質問になることをお許しください
以前の先生のご回答で「管状がんは大人しい」とあり、術前で正式な結果が出ていない状況ながら、この言葉にすがる思いでいます。
ところが治療の医師からは「よくあるがん」とのこと
管状がんとは田澤先生の仰る「管状癌」とは違うものでしょうか?
診断医の言う「管状がん」とは管の状態なだけ?通常の乳管がんのことを指しているのでしょうか?(意味不明でしたらすみません)
子供が「分離不安症」という母親から離れることへの不安症を患って心療内科に通院中であり、私が万一いなくなることでもあれば、子供がどうなるか…と恐怖に押しつぶされています
ご多忙のところ恐れ入りますがご回答いただけますと幸いです
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
管状がんとは田澤先生の仰る「管状癌」とは違うものでしょうか?
診断医の言う「管状がん」とは管の状態なだけ?通常の乳管がんのことを指しているのでしょうか?(意味不明でしたらすみません)
⇒管状癌は0.2%と言われ、特殊型の中でも本当に「特殊なタイプ」です。(同じ特殊型の中でも粘液癌や小葉癌、アポクリン癌などは「それほど」特殊ではありませんが、腺様嚢胞癌と同じくらい「本当に」特殊です)
極めて大人しいのでホルモン感受性陽性かつリンパ節転移陰性の場合には極めて予後良好であり、薬物療法無治療も視野に入ります。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/6
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質問者様から 【質問2】
術後の診察について
性別:女性
年齢:48
病名:
症状:
投稿日:2025年10月28日
術後のホルモン療法が始まり、この乳がんプラザでたくさん勉強させていただいております
先生の活動がとても心の支えになっております
術後の診察頻度について質問です
左 管状がん 9ミリ
センチネルリンパ節生検0/2
ホルモン陽性
HER2陰性
核分裂度5-10%
希望により全摘
ホルモン療法、現在2カ月経過
担当医師より、タモキシフェンは3ヶ月ごとに近隣の別の病院でもらい、現在かかっている病院では術後半年の検査の後は、年1回の超音波とマンモの検査になるとのこと…
こちらでよく目にする腫瘍マーカーなどの検査もないのですが、このような頻度と内
容というのは、再発のリスクが少ないとの判断からでしょうか
局所だけでは遠隔転移を発見できないのでは…と心配です
先生であればどのような治療方針になるでしょうか
お忙しいところ恐縮ですがお教えくださいますと幸いです
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
このような頻度と内容というのは、再発のリスクが少ないとの判断からでしょうか
→「管状癌」でしかも1cm以下だから無論リスクが低いのも事実ですが…
実際の理由は、(低リスクとかとは無関係に)その病院の「ルーティーン」がそれ(年に1回の超音波とマンモグラフィー)だからだと思います。
先生であればどのような治療方針になるでしょうか
→半年に1回のエコー+採血腫瘍マーカー(1年に1回のマンモグラフィーも)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/11/18
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