[管理番号:12261]
性別:女性
年齢:41歳
病名:なし
症状:乳頭からの分泌物
投稿日:2024年11月19日
お忙しい所失礼致します。
ここ毎日、乳がんプラザを読ませていただき大変勉強になりました。
過去に分泌物がありましたが先生のコラムを読み単孔性、継続するを重視とのことで現在継続してないので大丈夫だと思いました。
が他の方の質問の中に下記を見つけました。
「乳管造影でしか見つけられない乳癌」であれば、(減少するどころか)「分泌が止まる」事もあります。
ここを解説しましょう。
一言でいうと、『一回は必ず増加する』ここがポイントです。
もう一つ言うと(急速に停止することはなく)『通常、数年は分泌を維持』します。
(その状況を無視して)長期間(数年単位)放置すると、やがて腫瘍が増大することで(乳管が完全に閉塞してしまい)分泌が停止することもあるということです。
♯最初から「分泌量が増加することもなく、止まるということはない」ということです。
私の症状は①痛みの後に膿のようなものと血が出た
②乳頭に茶色い分泌物の固まりのようなものが着く時期があった
片側、単孔性、血性なのか継続してた期間は細かく覚えておらず現在症状は1年以上はありません。
万が一ですが、腫瘍が乳管を塞いで分泌物が止まってるとしたらと気になっております。
分泌物があってから2年は経過してると思うので乳管に病変があるとすればエコー、マンモで判別出来るでしょうか?
先月、検診で嚢胞以外異常はありませんでした。
母と叔母が乳がんだったので神経質になっております。
ご返答いただけると救われる思いでおります。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
万が一ですが、腫瘍が乳管を塞いで分泌物が止まってるとしたらと気になっております。
⇒それは、あまりにも「考えすぎ!」
分泌の大原則は「もしも本当に乳管内病変が原因なら、浮きの方から勝手に沈む(自分の方から浮きをワザワザ沈めるなど不要)」です。
♯つまり、「これって、どうかな?」と多少なりとも疑問に思っている時点で、それは気にしなくてもいいのです。
(乳管内病変が原因である分泌は)気にしてもいなかったのに、「どうにも、これは明らかにおかしい!」となるのです。
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(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/10
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