[管理番号:11988]
性別:女性
年齢:40
病名:侵潤性乳管癌 scirrhous type
症状:pT1b (10×9mm) g,Ly,V0 margin(-) 核グレード1 組織学的グレード1 ER:99% PgR:90% HER2:+1 Ki-67:10%
投稿日:2024年08月23日
田澤先生
初めて質問いたします。よろしくお願いいたします。
これまでの経緯をお伝えします。
1年前マンモ健診にて構築の乱れと指摘を受け再検査したところ癌でした。
臨床所見よりT1N0M0、ステージⅠA期、ルミナールAであろうとの事で治療方針は部分
切除手術と放射線治療、タモキシフェン投薬となりました。
病理結果は症状欄に記載した通りです。
実は、診断を受ける以前より第2子挙児希望で妊活中でした。
クリニックに通いホルモン剤の処方を受け治療をしているところでした。
手術、放射線治療の次は予防のためホルモン治療と理解できるのですがなかなか納得することが出来ませんでした。
年齢的なものもありどうしても妊活を続けたくて。
病理結果を受けた際にタモキシフェンの治療を先延ばし出来ないか主治医に相談したところ了承をいただきました。
放射線治療を受け、採卵し良好胚盤胞も得られ数回移植を試みたのですが良い結果は得られませんでした。
検査したところ内膜の炎症が見つかり、その後治療。こちらは完治しました。
クリニックの担当医からはもう一度採卵しないか、と提案を受けています。
手術と放射線治療終了から1年経ちました。
術後1年のエコー、マンモ、血液検査で異常はありませんでした。
主治医からするともうそろそろホルモン治療を始めよう、という提案になると思うのですが。
質問①
これ以上タモキシフェンの治療開始時期を先延ばしすることは難しいでしょうか?
質問②
タモキシフェンの開始時期を遅らせてしまうと効果が得られないのでしょうか?
質問③
不妊治療でのホルモン剤の影響はあまり気にしなくてもいいのでしょうか?
乳癌患者には禁忌の薬ばかりかと思います。
今後の治療方針の参考にいたしたく。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問①
これ以上タモキシフェンの治療開始時期を先延ばしすることは難しいでしょうか?
⇒十分早期だし、全く問題ありません。
質問②
タモキシフェンの開始時期を遅らせてしまうと効果が得られないのでしょうか?
⇒全く違います。
質問③
不妊治療でのホルモン剤の影響はあまり気にしなくてもいいのでしょうか?
⇒気にする必要はありません。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/2
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