Site Overlay

悪性度と癌の進行について

[管理番号:11965]
性別:女性
年齢:41歳
病名:トリプルネガティブステージ2A
症状:
投稿日:2024年08月14日

いつも参考にさせて頂いています。
今回疑問がありこちらで先生にお伺いしたいと思います。
一昨年12月のエコー検診では問題なし。
去年夏頃に急に乳首下にボコっとしたシコリが現れ病院に行きました。
12月に右胸全摘手術をしました。
トリプルネガティブ
ステージ2A
浸潤径3.5センチ
充実型
リンパ4個取り陰性
ki98
波及度g
ly0、v0
病理結果トリネガなので
抗がん剤8クール行いました。BRCA1の為、リムパーザ服用中です。
疑問なのが、ki98の悪性度がかなり高く大きさも3.5センチある割に波及度gやリンパ転移がないことはあるのでしょうか。
2センチ未満でもリンパ転移してる方も多くみられる為実は他のリンパにあったのではと時々不安になります。
よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
一読したところ、質問者は「たぶんに」考えすぎのようです。(余計なネット情報に
惑わされないようにしましょう)

疑問なのが、ki98の悪性度がかなり高く大きさも3.5センチある割に波及度gやリンパ
転移がないことはあるのでしょうか。
⇒無論、普通のことです。

そもそも「Ki67]は「悪性度ではなく」、「癌細胞の細胞分裂期にある割合
(%)」です。
純粋に「増殖スピードが高い=比較的短期間で(細胞分裂により)大きくなりやす
い」と理解しましょう。
つまり、「増殖能力(スピード)」と転移の能力(血管やリンパ管に入りやすさ)と
は無関係なのです。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/8/26
***